またもや1週間の予定で会合に参加するために欧州に。
自宅を出るときから何か嫌な予感がしていたのだが、京成の特急(NEXやらスカイライナーは値段の割りに早く着かないのでもう乗らなくなってしまった)で八千代台を過ぎたあたりで気づいてしまったのだ。
ノートPCのACアダプタを忘れた!
会合中はPCを立ち上げっぱなしだし、日本とのメールのやり取りをするためACアダプタがないというのは、「仕事をしません」と言っているのと同義なのだ。冷や汗が流れるが、気を取り直して成田空港の電気屋さん情報をwebで探し、代替となる汎用アダプタが売られているのを発見。少し安心した。
ところが、到着してみると分かったのだが、売られていた代替品はLenovoの新型ThinkPadの20V出力には対応していなかった。新型といってもすでにLenovoがACアダプタを変更してからすでに4年以上経過している。「使えねー」と絶叫したくなるのをぐっと我慢して、オーストリア航空に搭乗した。
(初めて乗ったが、エコノミークラスなんてどこも同じようなもんだね)
飛行中も全然落ち着けない。ネガティブなことばかり考えてしまう。プラハは旧東欧の国なので電器用品は高そうだし、今回の会合のホテルは中心部から離れているからそうそう簡単に買いにいけないし、そもそもチェコ人はどれだけ英語が話せるか分からないし、チェコ語は全然勉強してこなかったし(する気もなかった)、ウィーン空港で代替品を入手できればラッキーだけどウィーンの乗り継ぎは50分という驚異の短さだし、そもそもオーストリアって電化製品売ってるの?って感じだし…。
予想に反してウィーンのEU入国管理はあっという間に終了、乗り継ぎゲートまでは一本道(FRAのややこしさに比べれば…ってLHRよりマシだと思うが)、そして、電器屋があった。駆け込んで店のお姉さんに声をかけて訊いてみたらあっさりと「あるよ」とのこと。「でも使えるかどうかは分からないだろうからパッケージ開けて試してみましょう」とありがたいお言葉。
結局、実際のところiGo GreenのACアダプタはLenovoに対応していてほっと胸をなでおろしたのだが、価格は149ユーロ。変換効率の向上やらなにやらで環境に優しいつくりになっているからかどうかは分からないが、モロに足元を見た価格設定だ。だが背に腹は代えられぬ。Duty freeのフォームを貰って、せめてもの悪あがきをしたのだ。
プラハ空港からホテルまでは荒れた運転のタクシーで移動。
到着しただけで心の底からくたくたになりました。