昼休みに真剣に考えてみる。
昼食後の昼休みのひと時。新聞を囲む同僚に混じって、1面トップの記事からテレビ欄の番組紹介記事に至るまで、新聞に載っている記事を仔細に読んで「あーでもない」「こーでもない」と話すのを最近の日課としている。(私を除けば)皆さん洞察力の鋭い理系の研究者の方々ばかりであるから、知識の偏りはあるにしても「あーでもない」というのはまったく知らなかったことだったり、「こーでもない」というのは想像もつかなかった視点からのものだったりして、大変勉強になる。ただし、論理的におかしいとこは徹底的に究明するという姿勢は、どんな些細なことでも変えることのない人たちだ。
そんな今日の話題は水戸黄門。「水戸黄門」といえば、皆様十分ご承知のとおり、1969年から放映されつづけている徳川光圀(水戸黄門)公が助さん格さんとともに諸国を漫遊しながら悪を懲らしめて困っている人たちを助けるという時代劇で、TBSで長きに渡って放映されているドラマである。あまりにも長いため、主役の水戸黄門をはじめ、助さん、格さんらは、長い年月を経て5代目まで進化。ところが問題は由美かおるさんである。2代目水戸黄門である西村昇さんのころから、ほぼ同じ役でずっと出演している。しかも55歳というお年になられている筈なのに、鑑賞に堪えうる入浴シーンも問題なくこなす。どう考えてもおかしい。
そこで、Fさんは仮説を立てた。水戸黄門が代替わりをして若返っているのと同様に、由美かおるさんも実は代替わりしているのではないか、と。なるほど、『水戸黄門』というのが役名なのと同様に、『かげろうお銀を演じる由美かおるさん』という役名で、ひそかに我々が知らぬところで代替わりしているとすれば、20年も変わらずに美貌を保っていることにも説明がつく。おお。素晴らしい。
って書いている最中にあまりにも馬鹿馬鹿しくて嫌になってきたので、今日はここまでで勘弁して下さい。