Rodyで跳ねてみる。
今年のクリスマスに、愚息(仮名)がサンタさんにお願いしていたのは「こまち」だ。これが「お米」だったりしたら助かるのだが、もちろんそうではない。無論、美人ということでもない。JR東日本の秋田新幹線を走行している車両のことのようだ。ちなみに、3歳の誕生日に「何が欲しいの?」と訊ねると「つばさ」と即答していたので、どうやら彼は欲しいものがいつも結構はっきりとしているようだ。今回も一月ぐらい前から「サンタさんに何を持ってきてもらいたいの?」と訊ねると首尾一貫して「こまち」と答えていたので、サンタとしては非常に助かる。おっと、愚息(仮名)にはもちろんサンタが誰だかばれていないので、暴露しないように気をつけねばなるまい。
それとは別に、義父義母からいくらか貰っていたプレゼント代を使ってLedraplastic社のRodyも購入した。以前から愚息(仮名)用に欲しいとは思っていたのだが、こういう機会でもない限り購入しなかっただろう。箱にははっきりと「屋内用」と記載されているが、肉厚のビニールでパンクにも強そうで安心である。さすが欧州製の玩具だけあって(塩化ビニール特有の有害物質である)フタル酸をほとんど使用していないバージョンもあるようだが、我が家では通常のもの(青)を購入した。実はLedraplastic社はフィットネス用の大きなビニール製のボール(いわゆるバランスボール)を世界に先駆けて商品化したような由緒正しいフィットネス用品の専門会社であるようだ。そういえばよく考えてみるとRodyのコンセプトもバランスボールとまったく一緒である。
と、箱を眺めていて気づいたのだが、「100kgまでの加重に耐える」とある。ということは…。ぴょんぴょんと楽しそうに跳ねている愚息(仮名)からRodyを取り上げ、抗議の声を上げる愚息(仮名)を尻目にまたがってみたのだ。さすがに大人にはちょっと高さが足りないが、ひざまづく感じで脛を地面につけてはねるとちょうど良く、なかなか良い。
ぴょんぴょんぴょん。
楽しい。実に楽しい。愚息(仮名)の方はというと、叫び声はいっそう大きくなり、半べそをかいている。
ぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょん。どかっ。
御主人様(仮名)にRodyから蹴り落とされたのだ。