ル・クルーゼでチキンカレーを作ってみる。
3年ほど前のことになるが、どこかの店舗のセールで並行輸入品のル・クルーゼのオーバル型の鍋がたたき売られていたのを購入したのだが、なんとなく戸棚の奥にしまって使うことなくほったらかしにしていた。ところが、年末にパリ在住の妹から「ル・クルーゼで美味しい和食」という書籍を送ってくれと頼まれたのをきっかけに、活用することにしたのだ。ル・クルーゼといえばやはり煮物。我が家でもっとも好評な煮物といえばカレーなので、作ってみたのだ。
ルーなどは使わず、『専門店のシェフ直伝!自分でつくる「究極」カレー』を参考にスパイスから作ってみる。まぁ、男は変に凝った料理を作るのが好きだというのがあるが、スパイスから作るということには実はもう一つのメリットがある。
というのも、子供向けの甘めに作ったカレーとと大人向けに辛めの2種類のカレーを作ると、見た目も味も異なってしまう。しかしこれが何かと背伸びしたい子供にとってはつまらないようだ。自分も子供の頃、何で同じじゃないんだ!とよく思ったもんだ。以前から実験しているのだが、基本的に甘めに作っておいて、皿に盛った後にカイエンヌペッパーを振り掛けることによって鍋を分けることなく大人は辛く、そして子供は甘めのまま同じ味のカレーを楽しむことができる。鍋を共有できるので片付けの手間も少なくて済む。
それにスパイスから作ると味の再現性がなくて実際にご飯にかけて食べてみるまで本当の味がわからないというのが楽しい。
ぱっと見辛そうだが、この赤はパプリカでだしているので、実は全然辛くない。別途ソテーした野菜を載せて頂くのだ。