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予備審査を受けてみる。

一日年休を取って、横浜市にある母校へ。ちょうど卒業式が終わったばかりらしく、はしゃぎ気味の若々しい男女が大学から出てくるのをかき分けて遡上しながらキャンパスへ向かう。だが、このとき、私には「袴姿のうら若き女性も良いなぁ」なんて思う余裕はまるでなかった。なぜなら学位取得に向けた第一歩である予備審査を受けに母校にやってきたからだ。

いらしてくださったのは、主査のS先生以外にO先生(専修外)、K先生、T先生、Y先生、A先生、I先生、O先生、H先生の8名。全然練習をしていなかったが、腕時計をちらちらと確認しながら1分オーバーの46分で発表を終了、質疑応答にもなんとか答えることができた。うち、O先生、I先生、T先生とH先生には副査をお願いすることとなった。ひとまずベルトコンベヤーの上に乗ったことになったようだ。後は4本目の査読が通るのを待ち、学位論文を書き上げ、先生方のスタンプラリーをこなせば良いだけになった。

って、君の行く道は果てしなく遠いのだ。

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武蔵野在住の不惑研究者の備忘録。 息子と娘に嫌われないことを目標に日々過しています。

ちなみに登場人物はほとんど匿名ですが、 「御主人様(仮名)」とは私の妻で「愚息(仮名)」は息子のことです。

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