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Piazzolla: Live at the Motreal International Jazz Festival(ライブ1984)

★★★★☆(文字通りの熱演で後期キンテートの実体を知るのに最適)
Piazzolla_Live_at_Montreal_Jazz.jpg Piazzolla_Otono_Porteno.jpg
1984年のモントリオール国際ジャズフェスティバルでの演奏。没後久しいピアソラだが、演奏風景つまりバンドネオンを弾いている「動く」ピアソラが見られる数少ない貴重な演奏DVD(左)、またそれと全く同じ内容のCD(右・最近ビクタージャパンから「アストル・ピアソラの至宝」シリーズの一環として復刻。しかし、正直なぜ内容が分からなくなる題名にしなければならないのか理解に苦しむ。輸入版には同じジャケットで“The Montreal Jazz Festival Concert”と言う題名になっているのがあるにも関わらず)。

DVDは音が圧縮符号化を用いて収録されているため音質に多少難がある(もちろんCDにはその問題はない)。それにDVDとCD共にTristeza de un Doble A(AA印の悲しみ)の途中で音がおかしくなるのが無念。しかし、総じてハイレベルな演奏であるから両方とも買って損はない(もっともDVDは現在メーカ在庫切れで入手困難なようなので、万が一店で見つけたら即買いをお勧めする)。
当日の会場は非常に暑かったようで、DVDではメンバーが汗を飛び散らせながら演奏する姿が見られ迫力がある。ピアソラもとても還暦を越えた老人の立ち振る舞いには見えず、涙が出るほどカッコいい。このライブでも例に漏れず「AA印の悲しみ」の前にMCを入れているが、モントリオールはフランス語圏ということもあり、ピアソラのフランス語(パリの留学時に身につけた?)が聞ける。

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武蔵野在住の不惑研究者の備忘録。 息子と娘に嫌われないことを目標に日々過しています。

ちなみに登場人物はほとんど匿名ですが、 「御主人様(仮名)」とは私の妻で「愚息(仮名)」は息子のことです。

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