論文を配り歩いてみる。
副査の先生方のために依頼していた黒くて硬いの(正製本)があがってきたので、午後はお休みを取って大学に行ったのだ。
まずは学事課に行って主論文の差し替え。副査の先生の名前を間違えてしまったため再製本をしたことを説明し、もう平身低頭で差し替えをお願いしたのだ。何とか「今回は特別に許しましょう」と受け取ってもらった。めでたしめでたし。
今回の来訪のもうひとつの目的が、副査の先生方に黒くて硬いのを配り歩くことだ。聞くところによると学位取得でお世話になった先生方に高額な金品を配るという古くから悪習があるとのこと。そもそも自分の稼ぎは大したものではないし、そんな贈賄まがいのことはしたくないという気持ちがある。その反面、感謝の意は示したいという気もあったので、安めの洋風焼き菓子を手土産に持参することにした。先生方は皆さん「そんなことしないでください」とおっしゃってくださる。(本当に安めの品だったことを見抜いてくださったかどうかは判らぬが)何とか受け取ってもらうことは成功した。
あとは、結果を待つのみ。