207でスイスを走ってみる。
週末の一日だけできた空き日(土曜も仕事でした)。特にプランもなくレンタカーを借りてレマン湖の周りを1周することに。道路から見える田園風景はまるで北海道のようだ(いいや、北海道がこちらに似ているのです)。
ミネラルウォーターで有名なエヴィアン(フランス領)は車を停めるところが見つからなくて観光は諦め、結局湖の南側では一切どこにも立ち寄らなかったのだ。最初にまともに止まったのはシオン城で、その次に昼食を摂るためにモントルーに。最後にローザンヌでお茶。
レンタカーは日本で発売がアナウンスされたばかりのプジョー(Peugeot)207。こちらでは発売して1年も経つため、街中では普通に見かける。丸一日乗り回したのでちょっとしたレビューでも。って何様のつもりだ(あくまでも私が自腹を切ってレンタルした車のレビューであり、実際発売されているものとは異なる可能性があることをお断りしておきます)。
借りたのはガソリン1.4リッターのMT(それが日本でどのグレードに対応するのかは良くわからないが)。ゴルフのドアに慣れてしまった身としてはあのドアを閉めたときに「べこっ」と音がしてぺなぺなした感じがする。実は外寸は以前乗っていた306とあまり変わらなかったりする。サイズの割には高速安定性は良い。外側から見るとボディが丸い形状なので取り回しが難しそうな印象を受けたが、見た目ほどは悪くない(こちらではバンパーtoバンパーの縦列駐車が当たり前だったがあまり苦労しなかった)。エンジンはBMWと共同開発とのことで、大人4人のフル乗車でもギアを引っ張れば十分な加速を得られた。音はあまりがさがさしていない。206もそうだったようだが、インフォメーションディスプレイが高いところにあるので、目線をあまりずらすことなく情報が見られるのが良い。シフトフィールは306とさして変わらず(つまりスポーティな感じではない)。田舎道ばかり走っていたからかどうかは判らないが、4人乗車で燃費は13km/l。質感は別として、このサイズの車に乗りたいのであれば悪い選択肢ではないと思う。