鏡の間を眺めてみる。
3週間もの出張。しかも朝から晩まで同じ建物の中でタフな会議ばかり。週末は徹底的に観光などでストレス発散をしなければやっていられない。
ということで本日やってきましたのはヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)。目玉の一つでもある鏡の間本当は明日から本格オープンらしかったのだが、もうとっくにできていたようです。しかし週末だからかものすごい人。週末に訪れるのは、はっきり言ってお勧めできません。
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3週間もの出張。しかも朝から晩まで同じ建物の中でタフな会議ばかり。週末は徹底的に観光などでストレス発散をしなければやっていられない。
ということで本日やってきましたのはヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)。目玉の一つでもある鏡の間本当は明日から本格オープンらしかったのだが、もうとっくにできていたようです。しかし週末だからかものすごい人。週末に訪れるのは、はっきり言ってお勧めできません。
ラ・デファンス(La Défense)のグランダルシュ(La Grande Arche de la Fraternité)から望む凱旋門(Arc de triomphe de l'Etoile)。
この出張、まったく天候に恵まれていない。Lannionの天気は気まぐれで、ジュネーブに行く前のつなぎとして日頃の行いが悪いのだといわれると素直に頷かざるをえないが、「欧州でも入梅かよ!」と八つ当たりしたくなるぐらいだ。
曇りでも昼は辛うじて半袖でもOKだったが、夜になると必ずと言っていいほど雨が降ってかなり寒くなる。梅雨前だというのに30度を越えていた日本のつもりでやってきた私が悪い。いくら悪くとも風邪はひきたくないので、花の都パリで服を買うことにしたのだ。
ということで、やってきましたMUJI。そう日本で言う無印良品である。実は最近MUJIは数年前からパリ市内に数店舗をオープン、意外とパリっ子に受けているとのこと。妹のアパルトマンから程近いところにもあるため、長袖の上に羽織れるものを物色しにいったのだ。なかなか良いブルゾンがあったのだが、あいにく私のサイズのものはなかった。店員に在庫があるかどうか尋ねてみると、「この店にはないんだけど他の店舗に訊いてみるよ」と快い返事。無愛想な店員の多い欧州で、こんなフレンドリーで親切な店員が居るのは意外だ。パリ市内の全店舗に全部電話をかけてくれ、結局ラ・デファンスの店舗にあったので取り置きしてもらったのだ。
夜は高校時代の友人と待ち合わせ。夜中まで外のカフェでブランデーなどを飲む。ブルゾンのおかげで暖かい。せっかくのパリで買う服がMUJIかよ!というつっこみは大歓迎です。
会合は予想通り早く終わり、非公式な打ち合わせは何件かあったが、急にフリーになってしまったのだ。本来の予定では本日はパリまでの移動日なのだが、飛行機は午後2時なので午前中にやることがなくなってしまった。ということで、早起きしてレンタカーと自分に鞭打ってフランス有数の観光名所であるMont Saint Michelを訪れることにした。以前から一度は訪れたいと思っていたところだから、このような機会は最大限に活用せねばならない。
モン・サン=ミッシェルは厳密にはノルマンディー地方で私の滞在しているブルターニュ地方とは異なるのだが、Lannionからは片道200km/2時間半程度の道のり。しかし何せガイドブックも何も持ってきていなかったから、思いっきり道に迷ってしまったのだ。そんな訳でなんとか9時前に遠目にモン・サン=ミッシェルの影が見えたときは正直安堵した。やはりGoogleマップだけで辿り着こうとしたのは無謀というか。
[クリックするとかなり大きいのが見られます。]
ちなみに、オリジナルをアップするのもやぶさかではなかったりします。
悲しいかな観光ではなくれっきとした仕事なので昼間はずっと会議室にこもりっきり。楽しみといったら食事ぐらいしかない。「ブルターニュと言ったらクレープ(正確にはそば粉のクレープ)とシードル(りんご酒・サイダー)を食べるべし」というらしいので、現地の人に連れて行ってもらったのがPerros-Guirecの港沿いにあるクレプリー。
スタートはChouchenと呼ばれる蜂蜜酒(いわゆるMeadの一種)。
次はシードルと一緒にガレット。"La Australia"という変な名のついたガレットでたまねぎと牛ひき肉が入っている。
最後にデザートのクレープ(チョコレート入り)。燃えているのはリキュール。
もう満腹でございます。
出張で、フランスはブルターニュ地方のLannionという町にきているのだ。訪問先が用意してくれた宿は、Lannionからちょっと離れたPerros-Guirecという海沿いの小さな町。訪問先からは移動のためにレンタカーを借りたほうが良いというアドバイスがあったので、日本から予約できるレンタカーの代金をチェックしてみたところ、円安のおかげかびっくりするような値段だった。ということで急遽予約はやめてタクシーで移動する腹積もりだったのだが…。
Orly発Lannion着の飛行機はターボプロップ機。それ自体はさほど珍しいことではないが、Lannion空港の滑走路は一個で誘導路すらなく、着陸したらぐるっとUターンして滑走してきたところを走って空港の建物にアプローチするという「どんな田舎だよ」的な空港だったのだ。ここら辺から嫌な予感がし始めたのだが、やはり空港のビル(まるで田舎駅の待合所と同じような感じ)をでるとタクシーなど止まっていない。ということでその場で踵を返してビルの中にあったレンタカー屋で急遽車を借りることにした。
Lannionはともかく、Perros-Guirec自体は夏のハイシーズンには最高の休暇場所だろうと思われるこじんまりとしているが感じの良い町。さすが北大西洋に面しているだけあってヨットが多いのだ。
写真はヨットの停泊場。干潮時に座礁しないように堤で囲まれています。
武蔵野在住の不惑研究者の備忘録。 息子と娘に嫌われないことを目標に日々過しています。
ちなみに登場人物はほとんど匿名ですが、 「御主人様(仮名)」とは私の妻で「愚息(仮名)」は息子のことです。