大磯砂を処理してみる。(2)
酸処理中の大磯砂。毎日かき混ぜ、目視できる貝殻・サンゴ片を割り箸でつまみあげて除去している。貝殻・サンゴ片はクエン酸と反応して表面がクエン酸カルシウムで覆われるので、真っ白になり形もモコモコするので他の砂と判別がしやすい。粉状のクエン酸カルシウムは目に見えて溜まってきており、投入直後は薄い黄色だったクエン酸水溶液は、今ではちょっと揺らすと粉が舞い上がって白濁するぐらいだ。
「大磯砂の酸処理は不要」とする説もあるようだが、これだけ目に見える形で存在が確認できると、買ってきたばかりの大磯砂を酸処理せずに水槽に投入するのは水質管理(pH、KH)の観点から問題であろう。もっとも、酸処理なしの大磯砂は1,2年はpH・KHが上昇するという前提で調整すればよいのかもしれないが。