水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(11)
バクテリア飼育記10日目。水温は28℃、アンモニア(NH3)は0.5ppm、亜硝酸(NO2)は>1ppm、硝酸塩(NO3)は測定せず。PHは7.71。亜硝酸濃度は測定不能な領域に達し、アンモニア濃度がガクンと下がった。今までも亜硝酸は検出されていたから、バクテリア(ニトロソモナス属とされる)は徐々に増えてきたはずなのだが、とうとう水槽全体のアンモニア濃度に大きな影響を及ぼすことが可能なほど発生したということだ。減少したアンモニアは塩基、増加した亜硝酸は酸であるめ同時にpHも下降するのは当然だろう。この状況はいわゆる「亜硝酸地獄」という状況で、生体が入っていれば毎日換水をしなければならない時期であるが、我が家の水槽の場合アマゾンソードが3株水に揺れているだけなので、ほったらかし。手間がかからないし魚を殺してしまうこともなく、アンモニアを垂らして待つだけというフィッシュレスの真髄。後は亜硝酸を硝酸塩に変えるバクテリア(ニトロスピラ属とされる)が充分増えればとりあえず硝化サイクルは完成だ。今日も窒素化合物濃度の測定後に10%アンモニア水を10滴分滴下。
そろそろどんな水草を入れるか、どんな魚をいれるか考え始めてみよう。