エビを投入してみる。
ひとまず硝化サイクルができたようだしバクテリア飼育にもだいぶ飽きたので、生体を入れることにしたのだ。
水温は28℃、アンモニア(NH3)は0.0ppm、亜硝酸(NO2)は0.05ppm、硝酸塩(NO3)は50ppm。PHは7.48。
といっても、まずはフィルタへ周りの配管を少々変更した。フィルタの排水パイプは向かって正面向こう側(背面)の内面に配置していたのだが、場所が場所というだけでなくエーハイムの配水管は真緑(しかもバックスクリーンは黒)であるため非常に目立つ。殺風景な水槽で一番の存在感のアピールっぷり。これを向かって左側の内面に張り付かせて目立たないようにしたと同時に、水槽の反対側(つまり右側)に給水パイプを移動した。水が左側入って右側から出るという形にする意図だ。左側の壁は長さが短いので(30cm)、収めるためには排水パイプを切断する必要があった(短くなって排水穴の数が少なくなったので流量確保に残った穴が少し大きなるようリーマで加工)。だいぶ背面がすっきりした。
パイプの配置換えと同時に器具のコケ掃除を行った。アオミドロに見えたコケは、実は水槽内に落下した髪の毛に珪藻がついただけだった。とりあえず水槽内で発生したのは珪藻だけのようで、一安心。掃除とともに合計10リットルの水を抜いたので、カルキ抜きした水を10リットル追加。硝酸塩濃度が50ppmあるので、本当は生体を入れる前にもっと水を換えたかったのだが、底床を含むかなり大規模な掃除をしてしまったので諦めた(むやみにいぢらない方がよいだろうという判断だがこれが吉とでるか凶と出るかは分からない)。
近所の熱帯魚店Tで、ラージパールグラス3ポット分、南米ウィローモス1カップ、ヤマトヌマエビ10匹を購入。本当は水草を他にもたくさん購入したかったのだが、店内の水草水槽はガラス面に幼生の巻貝がついているものばかりだったので、目視できない水槽からのみ水草を購入し、他の水草の購入はひとまず断念した。というのも店員に「この貝は何という種類ですか?」と訊いてみても「ちょっと分かりませんねぇ」と言われたので、間違いなくスネール(本来は巻貝すべてが「スネール」として扱われるべきだが、ここでは狭義の「水槽に意図せずして混入した巻貝」の意味)だと判断したのだ。嫌味っぽかったかもしれないが、アクアリウム水槽は基本的に「たまり水」であるからそこに発生したものは私が自分取り除かない限り居座り続けるので、変なものは持ち込まないようにしたい。スネールは爆発的に増えて水草に食害を及ぼすらしいが、本日は投入前に検疫(巻貝の卵など異物の除去)に時間をかけたくなかったのだ。
水あわせの後にエビを水槽に投入。水あわせが成功したかどうかは1週間ぐらい経たないと分からないので心配だ。小さいころ金魚は飼っていたが、本格的に熱帯魚をするのは初めてなので、おっかなびっくり。ラージパールグラスを植えるのと南米ウィローモスを流木に縛るのは時間切れで明日に持ち越し。