魚と水草を増やしてみる。
最初に10匹導入したカーディナルテトラは、先に述べたとおり導入後3日で3匹が死滅、さらに白点病で2匹以外死滅させてしまった。白点病にかかった小さめの固体は餌をほとんどとらなかったので体力不足で病虫に勝てなかったのだろう。今思えば体力をつけるためにはイトメなどの栄養のつく生餌を与えなければならなかったのだろうが、そのときは考えが及ばず人工餌しかやらなかったことを反省しなければなるまい。
というわけでかなり寂しいことになってしまった水槽に活気を取り戻すべく、カーディナルテトラを何匹か追加するため東大和にある東熱帯魚を初めて訪れてみた。この店はマニアの間では相当な有名店のようだが、私のような俄かアクアリストには敷居が高い。しかし店にいる魚はすべて元気に輝いているように見え、そんじょそこらの熱帯魚屋とは違うということが一目瞭然。大切に長く飼うつもりであれば(ってそうでない人なんていないだろうが)、ちょっと高かったとしてもこういう店で買うのがよいのだろう(とはいえ、都心の熱帯魚店よりは安いと思う)。ここでカーディナルテトラ(Lサイズ)を5匹購入。
もう少し西に足を伸ばしてPD熱帯魚センターで水草を購入。ミクロソリウム2株、バリスネリア1ポット、ハイグロフィラ・ポリスペルマ1ポットと、すべて定番かつ丈夫なものを購入。我が家の水槽は(酸処理済みとはいえ)大磯砂である上に、アルカリ性の水で水換えをしているため、どうやっても南米の水草育成に適切とされる酸性の水にはならない。ということで、選べる水草にはかなり制限がある。併せてブラックモーリーのオスを1匹購入。
まずはカーディナルテトラはほどほどの水合わせの後に投入。ブラックモーリーは普通に時間をかけて投入。ミクロソリウムは流木に園芸用のタイラック・ビニタイで縛り付けた。シダ類は着生するまで時間がかかるそうなので気長に待ちたい。