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August 31, 2008

パリ経由で帰国してみる。

スイス滞在最終日。寝坊をしたので、朝食をスターバックスでとり、お土産を買いにH&MMANORをぶらぶらとしたのだ。今回、H&Mの商品タグの説明に日本語が追加されていたのに初めて気づいた。おそらく9月に開始する日本展開の準備は万端ということなのだろう。

今回はいつもと異なりパリ(CDG)経由で帰る旅程で、パリまでの足はエールフランス。実はジュネーブ国際空港はスイスとフランスの国境に位置するため、建物内にある国境を越えてエールフランスのカウンターでチェックインすると、パリまでは国内線扱いで飛ぶことになる。ぐいぐいと高度を上げている途中、(シートベルトサインが消えるのを見計らって)モンブランを撮影。ジュネーブからはなかなか見られないから貴重である。

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ところがパリ空港から日本に向けた飛行機の離陸前に問題が発生した。

ドアクローズ直前に一人のアジア人の学生風の男(聞いた範囲ではフランス語・英語しか喋っていなかったので国籍不明)が搭乗してきたのだが、自分の席が通路側ではないといって騒いでいたようだ。一時は収まったかの様に見えたが、長いタキシングの後に(CDGはゲートから滑走路まで延々走る)していざ滑走路に入る直前になって、機長から「急病人がでましたのでゲートに引き返します」とのアナウンスがあった。客室乗務員が通路を往復もしているので後方を見ると、正に件の男が「急病人」。飛行機がゲートに着くと車椅子に乗って降機していった。「この人の荷物も降ろさなければならないだろうから時間かかるだろうな」と考えていたら「滑走路までの往復で成田までの燃料が足りなくなりましたので給油します。約20分かかります。」と機長から再度アナウンスが入った。結局2時間ほど遅れての出発となった。ちなみにこのような事態を業界用語では「ゲートターンバック」(GTB)と呼ぶらしい。

彼が本当に急病人だったのであれば同情するが、我侭を解決できなくて結果的に乗務員・機長(ひいては航空会社)がそのように扱うことにしたのだとすれば、本当にいい迷惑である(あくまでも真相は判らないのが)。観光客が多く乗るパリ線はいつも満席だが、ことさら夏休み最後の週末であるため予想通り満席である。こうなったら座席を変更することなど無理に決まっている。ちなみに私自身も真ん中の席が嫌なので、長いフライトの場合はいつも航空券を予約する時点で通路側の席をリクエストすることにしている(ドアサイドやバルクヘッドまでの希望は出さないが)。逆に短いフライトの場合は窓側だ。あまり飛行機も高度を上げないし、外の景色を楽しむにはもってこいだからだ。

ちなみに、機内サービスのパーソナルAVも調子が悪くて何も映画を見ることができなかった。踏んだりけったりである。いや、3週間後にまたスイスに出張なので、楽しみが次回の機会に伸びたのだと、前向きに考えることにするのだ。

August 30, 2008

ジュネーブに移動してみる.

学会もあらかた終わったので,ジュネーブに移動.ここで一泊して翌日に飛行機で飛ぶという予定なのだ.ここは頻繁に訪れる機会があり,勝手知りたる馴染みの街.今回はいつもとは違う駅前のホテルを取っていたので,ちょっとした気分転換にはなった.真夏にこの街に来るのも初めてだったし.
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などと言いつつ,いつものイギリスパブ(Pickwick)でビールを飲み,その後いつもの店でケバブを頬張るという普段と変わらない生活をおくっていたりするのだ.今回はドイツ在住のインドネシア人のPさんと一緒.また3週間後にまた来なければいけないと思うと気が重い.

August 29, 2008

ローザンヌをぶらぶらしてみる.

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といっても,宿から学会の会場までの往復ぐらいしか街を見る機会はない.御主人様(仮名)と将来くる可能性が非常に高いため,うっかり観光などするわけにもいかないし.

レマン湖に注ぐ河口に位置するジュネーブと異なり,ローザンヌはレマン湖から北側の山の上方に伸びる形の街であるため,坂が多い.そして高台を結ぶような形で,橋がいたるところに架かっている(橋の下は川ではなく普通の街).なるほど谷を越えるといちいち上ったり下がったりしなければいけないので,橋が架かっていれば多少楽ができる.ちなみに,この写真も橋の上から撮影しています.

August 26, 2008

スイスのブドウ畑を走ってみる.

学会の一日目はチュートリアルのみなのだ.

午後の予定はなかったので,同じ学会に来ていた知り合い(カナダ在住のチェコ人)と遠出をすることにした.ローザンヌ(Lausanne)の市内に自転車をタダで貸してくれるところがあり(スイスで無料というのは珍しい!),レマン湖の北側にあるワイン用のブドウ畑を走った.スイスのワインは世界的にも味が良いことで知られているらしいのだが,残念ながら輸出しないためほとんどスイス国外で手に入れることはできない.湖の北側ということは,南向きの日当たりがよいところであり,品質の良いブドウが育つらしい.
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とはいえ,段々畑を上って行くわけで,時には急坂をぜいぜいはぁはぁと言いながら上るため,非常に疲れる行程であった(途中足がつった).しかしこの界隈は自転車乗りが多い.ツール・ド・フランスのようにヘルメット・ジャージ・レーシングパンツに身を包んだ人たちとたくさんすれ違った.長い上り坂の途中で休んでいたら,後ろから登ってきたソロの人に「がんばって」(Bon courage)と声をかけられたりして.

結局ヴヴェイ(Vevey)の湖畔でビールを飲み,駅前で自転車を乗り捨てて(乗り捨てると10CHFかかる),電車でローザンヌまで戻った.20km程度であったが,非常に充実した小旅行だったのだ.今度機会があればモントルー(Montreux)まで行ってみたいものだ.


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August 24, 2008

フランクフルトで時間をつぶしてみる.

また出張なのでローザンヌに向けて移動中.ローザンヌはジュネーブと同じようにレマン湖のほとりの小さな町.残念ながらまた物価の高いスイスである.しかもまたフランス語圏だ.英語圏ならば不自由しないが,フランス語はどうしても慣れない(いい加減慣れろという話もあるが).

日本から12時間のフライトの次はフランクフルトからジュネーブへの1時間.そして仕上げはジュネーブからローザンヌへの鉄道の旅と,自宅からの移動は合計20時間に及ぶ予定.いつもより旅程は長いため,今回は無事ホテルにたどり着くかどうかあまり自信がない.フランクフルト空港の2階のいつものカウンターでヴァイスビールを頼んで酔っ払っているのだ(自信がないなら素面で行けという話しもあるが).

しかし,たった今気づいたのだが,フランス語の辞書を持ってくるのを忘れてしまった.ローザンヌはジュネーブとは異なり国際的な街ではないので,意識の疎通ができなくて立ち往生する予感.とほほ.
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August 10, 2008

ツクツクボウシの抜け殻を見つけてみる。

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自転車の車輪についているのを見つけたツクツクボウシの抜け殻。なぜツクツクボウシであるかわかったと言うと、その隣に止まっていたからだ(カメラを取り出した途端に飛び去っていってしまった)。ツクツクボウシが鳴き始めると夏も後半戦。

ちなみにレンズは最近ずっとカメラにつけっぱなしのEF35mm F2.0。換算画角も標準(50mm)に近く、明るくて軽くて発色も好みなのだが、撮り方によっては(この写真のようにちょっと絞ったりすると)ボケが汚くなるときがある(逆光にも弱い)。

August 7, 2008

初めて作詞に挑戦してみる。

帰宅して御主人様(仮名)が、私に見せてくれた大学ノートに書いてあった愚息(仮名)の初めて作詞した歌。

おかあさんが しんでも じぶんで やっていこう。
ふるさとから でていっても かえって こよう。
なつかしい ふるさとへ かえって、 こどもを うもう。

ふるさとから でていっても みんながいれば だいじょうぶ。
ふるさとから でていくまえに おかあさんに さようならを いおう。

のっけから母親を殺してしまうところが実にシュール。終わりも母親との死別を暗示している。親としてはなんとも複雑な気分である。しかし一度も東京から出たことのない愚息(仮名)が、「ふるさと」をどのように捉えているのか、興味深い。

何年後になるかは知らないが、彼は父親がこんなblogを残していたことを知って、恥ずかしい思いをすることを祈ってblogエントリを保存することとするのだ。

August 6, 2008

PHPが処理されずに困ってみる。

のでエントリの本文すべてが読めない状況に陥っていたのだ。原因は何も考えずにVine Linux付属のapt-getでapacheのバージョンを上げたからなのだが、設定自体はそのまま継承していた(つもりだった)から問題は起きないと思っていたのだ。

実は問題は2つあった。

ひとつ目の問題は、文字コード。このサーバで動作しているMovabletypeでは、全てのエントリをUTF-8で保存している一方、apacheが送出するContent-TypeのcharsetがEUC-JPであるため、movabletypeの記事がすべて文字化けして表示されてしまっていた。

php_value default_charset utf-8

php_value mbstring.internal_encoding UTF-8

と場当たり的に.htaccessに追記してみたが、Internal Server Errorで上手く動作しない。そこでhttpd.confを仔細に眺めて見たらと、最後の行に「Include conf.d/*.conf」とあるのを発見。そこでconf.d/php5.confに上記の2行を追記して文字化けの問題はとりあえず解決(本来は.htaccessでディレクトリローカルに解決するのが筋だとは思うが…)。

2番目の問題は、PHPのincludeがまともに動かないこと。httpd.confあるいはphp.iniが悪いと踏んで、phpinfo()を呼び出す簡易phpスクリプトを書いて見ると、膨大なPHPの設定テーブルが出力された。ということはPHPは動作しているようだ。ちなみにそのファイルの内容は

<?php phpinfo(); ?>
とだけ書かれたものである。その出力内でようやく発見した環境変数が「allow_url_include」。これが「Off」になっていたので、/etc/php5/php.ini内でOnにしてあげたらようやく復帰。

サーバ管理(などと大げさなものではないが)なんてしばらくご無沙汰だったから、汗をかいたのだ。

Google Mapのストリートビュー

昨日から日本国内のサービスが開始したが、東京都内はほとんどの道が網羅されているようだ。
試しに我が家の前の道を見てみたら…娘を抱きかかえた御主人様(仮名)が思いっきり写っていた。我が家の車もナンバーが判別できるぐらいの精度で写っている。

そういえば、以前「なんだか変なアンテナつけて横にGoogleと書かれた車が家の前通ったよ」と言っていた。たぶんこの手の画像は当分の間は更新されないだろうから、御主人様(仮名)も写りっぱなしか。しかし、Googleの説明によると公道からしか撮影していないそうだが、我が家の前の道は思いっきり私道だ。

うそつき。

(ということで、削除依頼をだしておきました)

武蔵野在住の不惑研究者の備忘録。 息子と娘に嫌われないことを目標に日々過しています。

ちなみに登場人物はほとんど匿名ですが、 「御主人様(仮名)」とは私の妻で「愚息(仮名)」は息子のことです。

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