« August 2008 | メイン | October 2008 »

September 29, 2008

氷河を眺めてみる.

ジュネーブ空港でレンタカーをしてスイスアルプスをドライブしたのだ.

今回の目的は欧州内でも有数の規模を誇るアレッチ氷河(Le glacier d'Aletsch)を見にいくこと.U字に削られた谷の断崖絶壁が結構好みなのだが,今回はそれを作った氷河そのものが見たい.ちなみに麓にあるスキー場のロープウェイを利用すれば,簡単に見にいくことができる.ちなみに,このエリアは2001年にユネスコ世界遺産として登録されたようだ.

今回は遠回りになってしまうがジュネーブからレマン湖の北側を走って,Aigle⇒Spiez⇒Interlakenを経由して峠を越え,ローヌ川沿いに走ってからFieschからロープウェイで登るというルート.借りた車はフォードフィエスタで,小さめの車体だがマニュアルトランスミッションでびゅんびゅん走るため楽しい.昼食はInterlakenで何故かインドカレーを食べた(もうスイス料理は飽きた).

Aletsch氷河到着は午後4時ごろになってしまった.そうなると心配なのが時間だ.最終の戻りのロープウェイの時間は5時ということなので,本当にぎりぎりである(もし乗り遅れたら下山は絶望的).ロープウェイはダウンヒルマウンテンバイカーと相乗りだった.これを降りたあとはEggishornまでガレた尾根沿いの道を歩いていけば,以下のような絶景が見られる(思わず大きな画像を載せてしまいました).
IMG_0489s.JPG
このときほど広角レンズを持ってこなかったことを後悔したことはない.「男は黙って単焦点」などと意味不明に強がってみても悔しいものは悔しい.またトレッキングをしに再訪したいと心に誓いつつ後にした.

この日の総距離520km.充実した休日だった.明日からまたがんばるのだ.

September 28, 2008

MiToをMiTeみる.

IMG_0353s.JPG
ジュネーブ空港駅のコンコースど真ん中に展示してあったAlfaRomeo MiToFiatグランデプントとシャーシは共通とのことだが,全然小さく見える.そのサイズのせいかアルファにしてはあまりプレミアム感が薄いのが気になる.日本では「アルファ」というブランドにはにプレミアム感を当然求められるだろうから,果たして日本で売れるかどうか.

ちなみに敢えてこの車を取り上げたのは,オヤジギャグが言いたかったからだけです.

September 26, 2008

「おかあさんといっしょ」を見てみる.

水曜日からまたジュネーブに来ております.今年はもうこの街に来るのも最後だ(と言っても来年1月にはまた戻ってくるのだが).
IMG_0337s.JPG
定宿ではNHK国際放送を見ることができるので,部屋でくつろいでいる時は良く見ている.というか,くつろいでいなくても良く見ている.というか,もう宿をでて会議場まで急いで行かなければならないという時まで見ている.ということで遅刻寸前での今日の発見:「おかあさんといっしょ」が日本と同じ時間帯(8:30AM)で開始すること.

思わずテレビを撮影してしまったが,「そんなことしている暇があったら早くホテルを出ろ」というご指摘は謹んでお受けいたします.

September 20, 2008

iPod nanoを再び購入してみる。

IMG_0320s.JPG
とうとう購入したのだ。

2005年にiPod nano(1G, 4GB)を購入して以来、その容量の少なさに我慢に我慢を重ねて毎回厳選されたプレイリストのみをsyncしていた。所有CDは1000枚を突破しているため、そのすべてを持ち歩くことなど到底叶わない。iTunesも、その容量はすでに43GBを超えている(iTunesに入れているのは全部ではないにも関わらず)。いちいち選んで持ち歩くのも面倒くさいので容量アップを図りたかったのだ。

翌年(2006年)に発表された2Gでは容量は確かに8GBになって容量アップしたのだが、1年しか使っていないiPodは故障もなく動いているので購入を断念。昨年発表されたiPod nano 3Gでは期待していた容量アップはなく、残念ながらビデオ再生に対応したのみ。これでは依然として(電池の持ちが若干悪くなっている以外は)元気に動いているiPodと別れを告げるわけにはいかない。ようやく今月になって発表されたのが待望の16GBモデルになったため、購入に踏み切ることにしたのだ。ちなみに大容量とはいえ、ハードディスク搭載型のiPodは眼中にはない。可動部分があるということは、壊れる可能性が高いということであり、持ち運んで使用するには絶対に向かないという個人的なポリシーに因る(ポータブルなテープ・MD・CDプレイヤーを何個壊したことか)。

で、結論から言えばiPod nano 4Gには大満足だ。

まず、電池のモチも伸びて扱いやすくなった。24時間連続再生ができれば、自宅から出張先のホテルまで(離陸・着陸時以外)は途切れることなく音楽を楽しむことができる。また、1Gではギャップレス再生ができなかったのが(できるとされているが、2G以降のようにスムーズには行かずやはり曲間に異音がする)、今回は違和感がない。画面の解像度も上がったため、ジャケット画像が非常に綺麗に表示される。何よりも容量が大きくなったので、前述のとおり今まで絞りに絞って厳選していたプレイリストのみsyncしていたのが、今は何も考えずに好きなものを好きな順番に放り込むことができる(といっても全部というわけには行かないのだが)。

不満な点は、薄く見せるためのデザインにより多少持ちづらくなったことと、本体を横にすると強制的にカバーフローモードになってしまって、ボリューム調整ができなくなること。この手のプレーヤーは演奏中は縦横自在に持たれるだろうから、この強制的なモード変更はちょっと頂けない。ファームウェアの改良を望みたいところだ。
IMG_0322s.JPG
1Gのnanoは、スペアとして余生を送ってもらうことにしよう。3年も使い込めば十分元は取れただろう。

September 4, 2008

都心へ出張してみる。

昨日は初台、本日は御成門に出張。結局調整は長引き、8時近くまでかかってしまった。とほほ。

というのはさておき、帰国してから全然時差ぼけを直す暇もなく今週はなぜだか都心づいている。スイスの田舎町を眺めた翌週の都心は、非常に刺激的だ。一見洗練されたメトロポリスのように見えるが、やはりどこかしらアジア風味が抜けきれないという意外性が面白い。この「アジア風味」、住んでいると慣れてしまって中々感じ取ることができないのだが、帰国直後だけ味わうことができる。自分の家の「匂い」のようなものか。

IMG_0238s.JPG
夏の東京タワーはメタルハライドランプによる白いイメージ。9月いっぱいはこのクールな彩りで、それ以降はナトリウムランプによるオレンジ色のライトだそうだ。夜でも空が明るいのも大都市の特徴なのだ。

September 2, 2008

世界時計を愛用してみる.

一昨年から数多くの海外出張を経験する羽目になって(といっても本当に多く行く人達に比べればたいしたことないだろうが),その重要さを痛感するのが,時計なのだ.

目覚まし時計としてはセイコーの電波時計SQ648Sを愛用している.
IMG_0227s.JPG
まず,表示も大きくバックライトもあるため暗いところでも時刻を間違えない(時差で寝ぼけ易くなっている時に暗くても時刻が見やすいのは極めて重要).そして何より助かるのがどこでも世界中の電波を拾ってくれること.日本・米国(ラスベガス)・欧州(ジュネーブ・ローザンヌ)では,スーツケースから取り出して電池を入れてから直ぐに電波を拾って時刻あわせをしてくれた.もちろん夏時間(DST=Daylight Saving Time)にも対応している(夏時間の概念がない我々日本人には混乱の元になりやすい).

一方,腕時計として愛用しているのは,父親から数年前に譲ってもらったセイコーのSpirit World Time (6M15).現在発売されている腕時計はソーラー充電だったり世界中の電波に対応しているものも多いので,単純なクォーツの時計は古臭いのかもしれないが,私はそれでも必要にして充分.というのも私にとっては到着してから時刻が判るよりは,移動中に移動先の時刻に合わせておいて頭で時差を理解しておきたいからだ.竜頭を回して違う時間帯に合わせた直後に短針のみが逆方向に回っていくのを見るのはなかなか新鮮な風景である.当然夏時間も表示することが可能だし,都市の時刻にあわせて日付も変えてくれる(意外に重要).そしてありがたいのが,うるう年を含めた修正不要のカレンダー機能を搭載していることだ.つまり,日付を調整する必要が一切ない(2099年までらしいが,そこまで長生きすることもないだろう).

もっともイマドキの携帯電話も時間を電波から自動時刻補正を行うから,そんな時計に拘るのは古臭いオジサンだけかもしれないのだ.

武蔵野在住の不惑研究者の備忘録。 息子と娘に嫌われないことを目標に日々過しています。

ちなみに登場人物はほとんど匿名ですが、 「御主人様(仮名)」とは私の妻で「愚息(仮名)」は息子のことです。

関連リンク

Calendar

« September 2008 »
Su Mo Tu We Th Fr Sa
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
Powered by
Movable Type 5.03
Valid CSS!