iPod nanoを再び購入してみる。
とうとう購入したのだ。
2005年にiPod nano(1G, 4GB)を購入して以来、その容量の少なさに我慢に我慢を重ねて毎回厳選されたプレイリストのみをsyncしていた。所有CDは1000枚を突破しているため、そのすべてを持ち歩くことなど到底叶わない。iTunesも、その容量はすでに43GBを超えている(iTunesに入れているのは全部ではないにも関わらず)。いちいち選んで持ち歩くのも面倒くさいので容量アップを図りたかったのだ。
翌年(2006年)に発表された2Gでは容量は確かに8GBになって容量アップしたのだが、1年しか使っていないiPodは故障もなく動いているので購入を断念。昨年発表されたiPod nano 3Gでは期待していた容量アップはなく、残念ながらビデオ再生に対応したのみ。これでは依然として(電池の持ちが若干悪くなっている以外は)元気に動いているiPodと別れを告げるわけにはいかない。ようやく今月になって発表されたのが待望の16GBモデルになったため、購入に踏み切ることにしたのだ。ちなみに大容量とはいえ、ハードディスク搭載型のiPodは眼中にはない。可動部分があるということは、壊れる可能性が高いということであり、持ち運んで使用するには絶対に向かないという個人的なポリシーに因る(ポータブルなテープ・MD・CDプレイヤーを何個壊したことか)。
で、結論から言えばiPod nano 4Gには大満足だ。
まず、電池のモチも伸びて扱いやすくなった。24時間連続再生ができれば、自宅から出張先のホテルまで(離陸・着陸時以外)は途切れることなく音楽を楽しむことができる。また、1Gではギャップレス再生ができなかったのが(できるとされているが、2G以降のようにスムーズには行かずやはり曲間に異音がする)、今回は違和感がない。画面の解像度も上がったため、ジャケット画像が非常に綺麗に表示される。何よりも容量が大きくなったので、前述のとおり今まで絞りに絞って厳選していたプレイリストのみsyncしていたのが、今は何も考えずに好きなものを好きな順番に放り込むことができる(といっても全部というわけには行かないのだが)。
不満な点は、薄く見せるためのデザインにより多少持ちづらくなったことと、本体を横にすると強制的にカバーフローモードになってしまって、ボリューム調整ができなくなること。この手のプレーヤーは演奏中は縦横自在に持たれるだろうから、この強制的なモード変更はちょっと頂けない。ファームウェアの改良を望みたいところだ。
1Gのnanoは、スペアとして余生を送ってもらうことにしよう。3年も使い込めば十分元は取れただろう。