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家族のことを考えてみる。

友人のご尊父の葬儀(前夜式)に参列してきた。その友人は牧師として自ら執り行っていたのだが、家族を失ったつらさ、果たせなかった思い、そして何よりも故人への愛など、色々な思いを堪えながら前夜式を進めておられたようだ。その祈りの言葉は心を打つものであった。

父とは半月前に会ったばかりだが、連絡してさしで飲んでみたいと思った。父は3月末をもってようやく現役は引退したものの、相変わらず精力的に活動を続けている。私がどれだけ一生懸命走っても絶対に追いつくことのできない背中。どういう想いで疾走してきたのか、本人から直接本心を聞く機会は今までなかった。私は今、それが猛烈に知りたい。

帰宅しすると息子が起きてきた。奇しくも父とは逆に彼は4月から小学生で、明日が入学式だ。30年後に自分がどのように彼の目に映っているのか、それも猛烈に知りたい。

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武蔵野在住の不惑研究者の備忘録。 息子と娘に嫌われないことを目標に日々過しています。

ちなみに登場人物はほとんど匿名ですが、 「御主人様(仮名)」とは私の妻で「愚息(仮名)」は息子のことです。

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