新たにカメラを購入してみる。
もう購入して4年も経つデジタル一眼レフ。いまだにコトある毎に持ち出して愛用しているのだが、やはりどうしても苦痛な点があった。重さである。当時最も軽くてコンパクトという触れ込みであったし、いつも装着している3.5mm/f2.0の単焦点レンズだと、本体が485gでレンズが210gなので計695g(約700g)である。高価なズームレンズをつけた上位機種よりは遥かに軽いのだが、出張に持っていくとなると話は別である。
通常、出張にはスーツケースの他に機内持ち込み用の鞄を持っていくのだが、既にノートパソコン・手帳・PSP(機内の暇つぶし)が入っており、更に最低700gの嵩張るカメラを持つと鞄はパンパンになってしまう。そもそも単焦点一本では苦しいのでやはり他のズームレンズも持っていくこととなるし。かといって、御主人様(仮名)専用で数年前に買ったコンパクトデジタルDMC-FX1では物足りない。レンズが暗く、写りもぼんやりで一眼レフの画質に慣れてしまった私としては満足できるものではなかった。
ということで、今年のボーナスで購入したのがDMC-LX3である。
もう発売して1年近い機種であり、そろそろモデルチェンジがささやかれているようなのだが、何しろコンパクトデジタルカメラの中では1,2を争う明るいレンズ(ライカDCバリオ・ズミクロン)を搭載している。この機種、実はLeicaのD-lux 4というデジカメのPanasonic OEM。よく調べると画像生成アルゴリズムの味付けは異なるようだが、光学系は一緒だろうからデジタル一眼レフ並みの画質が欲しい上に、コンパクトさを追求するとなると、ここら辺が良い妥協点だと思われる。気になる重さは229gであるから、コンパクトデジタルカメラとしては重い部類に入るかもしれないが、デジタル一眼レフを持ち歩くよりは遥かに手軽である。
何枚か撮ってみたところ、やはり単焦点レンズの描写力には劣る気もするが(まだ本当に試しなのでこの考えは裏切られて欲しい)、この大きさで達成できる画質としては充分だ。次回の出張が楽しみになってきたのだ。