インドネシアを発ってみる。
今日も盛りだくさんなのだ。
まずはTamansariなどを訪れ、遅めの朝食はジョグジャカルタなどジャワ島中部の名物料理であるグドゥッ(Gudeg)をドライバーのAさんと一緒に食した。
パームシュガーで甘辛く煮込んだ地鶏や卵は実に美味しい。ちなみにちょっとうっかりしていた事を白状しなければならない。本来ならば日本人とはいえ雇い主である私とドライバーが一緒に食事をするのは本当は良くない事なのかもしれない。インドネシアは階級社会であり、そのような社会に身をおいたことが無いため、きちんと理解せず食事に誘ってしまった。軽はずみな行動だったかもしれないと反省しきりである。
その後、この旅行の第二のハイライトであるプランバナン寺院(Prambanan)を訪れる。
前日のボロブドゥールとほぼ同じ時代の遺跡だそうだが、こちらはヒンドゥー教のものであるから、祭られているのは破壊と創造の神シバだったりする。今なお2006年にジョグジャカルタを襲った地震から復旧途中だそうで、ガイドによると地震前の状態に戻るには2013年を待たなければならないそうだ。もともと接着剤を一切使わずに建設されていたとのことだが、今回の復元では危険防止のために使用しているとのこと。以下は2013年以降は見られない風景だ。外壁の火山岩とは異なる色の砂岩が使われていることに注目したい。
で、ジョグジャ空港に到着後に問題が発覚。ジャカルタまでの航空チケットが取れていなかったのだ。このままジャカルタに到着できずに19:40発シンガポール行きの飛行機に乗れなければ、大変マズいことになる。なんとか地上係員に頼み込んで出発ぎりぎりにキャンセルでリリースされた席に座って行けることになった。暑いジョグジャカルタで冷や汗をかきまくりだ。
往路と同じようにシンガポールのチャンギ空港では成田行きに乗り継ぐ。時間が大分余ったので、空港内をぶらぶらすることができた。この巨大な空港は制限区域内はちょっとしたショッピングモールである。ここでふらふらしていたら意外な人に鉢合わせしたのだが、それはさておき。
聞くところによるとソウルのインチョン空港も「遊べる」空港だそうだ。成田もこれぐらいの割り切りは見習っても良いかもしれない。