ナシゴレンを作ってみる。
今や知らない日本人はいないであろうというインドネシアの有名料理といえばナシゴレンなのだ。ファミリーマートの戦略にまんまと乗って食べたのがもう10年ぐらい前のことか。
実はこの前のインドネシア旅行ですっかりインドネシア料理が好きになってしまい、レシピ本(「おいしいインドネシア料理―家庭で作る本格レシピ50選」榎本直子、村上百合著)まで購入してしまったぐらいである。意外に近所にあったインドネシア食材店で食材のケチャップ・マニスなどを購入して改めて作ってみた。もちろんエビせんべいとキュウリとトマトの付け合せも欠かしてはならない。我が家の4人分(うち子供2人)の簡易版レシピは以下のとおり。
ご飯 4合分
鶏もも肉 200g
むき海老 100g
たまねぎ 半分
ケチャップ・マニス 大さじ2
醤油 大さじ1
コリアンダーシード(粉状) 小さじ1
にんにく 1欠片
シュリンプペースト(カピ) 小さじ1
塩、コショウ 適量
卵 人数分
付け合せ:クルプック(えびせんべい)、キュウリ、トマト、バワン・ゴレン(たまねぎの揚げチップ)
ここで列記した中で比較的特殊な食材はシュリンプペースト、ケチャップ・マニス、クルプックであるが、ケチャップ・マニスは砂糖と醤油を同量混ぜてねちねちになるまで煮詰めたもので代用できる。シュリンプペーストは入手困難なプティス・ウダン(Petis Udang=海老ベースの黒い調味料)の代用品。これは決して外してはならない。味はちょっと濃い目なので薄味が好きならばケチャップ・マニスと醤油の量を調整したほうが良いだろう。
まず、5mmぐらい浅く油を敷いたフライパンでクルプックを揚げる。シュリンプペーストと塩コショウで味付けした鶏肉と油をしいたフライパンで強火で炒め、鶏肉に火が通ったら海老とたまねぎのみじん切りを投入。たまねぎに十分火が通ったら、にんにく、コリアンダーシード・醤油、ケチャップ・マニスを投入して、味が回るまで具を炒める。最後にご飯を投入してチャーハンのように炒めるが、同時に別のフライパンで人数分の半熟目玉焼きをつくる(本格的に作るなら固焼き目玉焼きのようだが、私は半熟が好みである)。皿にご飯を盛り付けた後は、目玉焼きを載せ、先に揚げたクルプック、キュウリのスライス、トマトを添えた後にバワンゴレンを振りかけて完成。子供も食べるので作る過程では唐辛子をほとんど入れないが、大人は皿に盛った後に豆板醤を入れてかき混ぜる。
しかし近所のイトーヨーカドーでBintangビールが手に入るとは思わなかった。