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October 1, 2007

フィッシュレスサイクリングをまとめてみる。

硝化サイクル完成までのプロセスをまとめてみるのだ。

水槽:60x30x36規格
フィルター:外部(エーハイム2213)
エアレーション:常時
底床:クエン酸処理した大磯砂12kg
パイロットプラント:アマゾンソード3株(ポットから外し洗浄・トリミング)
アンモニア(NH3)源:10%アンモニア水
試薬:RedSea Ammonia / Nitirite /Nitrate Marine & fishwater TestLab
pH計:秋月キット自作(精度は±0.15程度)

日数 水温
[℃]
pH NH3
[ppm]
NO2
[ppm]
NO3
[ppm]
NH3添加
[10%*滴]
備考
0 9/4 28 7.43 - - - 17 窒素化合物濃度測定せず。
1 9/5 28 8.16 - - - 20 水がぼやっと白濁。窒素化合物濃度測定せず。
2 9/6 28 7.81 0.25 0.05 0.0 20 白濁が取れた。
3 9/7 28 8.00 0.25 0.05~0.10 - 30 NH3濃度を目標まであげるため滴下量増やす。
4 9/8 28 8.03 1.0 0.05~0.10 0.0 20
5 9/9 29 8.09 1.0 0.1 2.5 20
6 9/10 27 8.12 1.0 0.1 0.0 20
7 9/11 27 7.96 1.0~2.5 0.1~0.2 - 20
8 9/12 25 8.03 2.5 0.2 5.0 10
9 9/13 26 7.96 2.5 0.2~0.5 5.0~10.0 10 茶苔(珪藻)発生。
10 9/14 28 7.71 0.5 > 1 - 10 アンモニア濃度が下降。同時にpHもゆるやかに下降開始。
11 9/15 28 7.76 0 > 1 20 15
12 9/16 28 7.68 0 > 1 - 20 15リットル換水し、5リットル追加。
13 9/17 30 7.63 0 0.5~> 1 - 30
14 9/18 27 7.55 0 > 1 - 15
15 9/19 28 7.39 - > 1 - 15
16 9/20 29 7.35 - > 1 - 15
17 9/21 28 7.28 - 0.5~> 1 - 10
18 9/22 29 7.22 0 > 1 - 10 15リットル換水。
19 9/23 28 7.48 0 > 1 - 10 青龍石2個投入。ミズミミズ発見。
20 9/24 27 7.48 0 > 1 - 10
21 9/25 27 7.57 - > 1 - 10
22 9/26 27 7.56 - > 1 - 10
23 9/27 28 7.53 0 0.2 >50 10 亜硝酸が一気に下降。
24 9/28 28 7.54 0 0.05 50 10 亜硝酸がほぼ消える。硝化サイクルはほぼ完成と判断。
25 9/29 27 7.54 0 0.05 50 0 水換え10リットル。ヤマトヌマエビ10匹導入。エアレーション停止。
26 9/30 27 7.13 0 0.05 50 0 ヤマトヌマエビ1匹死亡。おそらく水合わせに失敗。

本水槽も例に漏れず、アンモニア水溶水だけで硝化サイクルは完成した。フィッシュレスであるため(アンモニア・亜硝酸濃度が上がり過ぎないように)こまめに換水する必要もない。唯一の問題点は空の水槽をずっと眺めていなければならないことぐらい。

今回は水槽の状況を知るために亜硝酸の他にアンモニアや硝酸塩濃度も測定したが、フィッシュレスサイクリングで水槽が立ち上がったかどうかを判定するには亜硝酸のみを測定すればよい。特に、硝酸塩濃度については、亜硝酸濃度が高い場合に測定値の補正をする必要があるので、いろいろと面倒。

RedSeaの亜硝酸検査薬では「8mlの水槽水、10滴の試薬A(8-アミノ-2-ナフタレンスルホン酸)、6滴の試薬B(酢酸)」を混ぜ合わせるように指示してある。が、試薬がもったいないので、すべて半分の量、つまり「4mlの水槽水、5滴の試薬A(8-アミノ-2-ナフタレンスルホン酸)、3滴の試薬B(酢酸)」で行っても問題はない(もっとも試薬が切れる前に硝化サイクルは完成するだろう)。

September 28, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(18)

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バクテリア飼育記24日目。亜硝酸量はほぼなくなった。水温は28℃、アンモニア(NH3)は0.0ppm、亜硝酸(NO2)は0.05ppm、硝酸塩(NO3)は50ppm。PHは7.53。窒素化合物の測定後に10%アンモニア水を10滴分滴下。とりあえず硝化サイクルは完成と言ってもよいだろう。

水槽内を漂うミズミミズの数は昨日より減少し、水もきれいになったような気がする。ランプを消灯したままにしている所為なのか、それとも水槽内の状況が改善されたのか、理由は定かではないが珪藻も少し減少。明日は苔掃除・換水をすることにしよう。

September 27, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(17)

IMG_7944s.JPG
バクテリア飼育記23日目。ここ数日間全く変化がなかったが、本日初めて亜硝酸量ががくんと減少した。水温は28℃、アンモニア(NH3)は0.0ppm、亜硝酸(NO2)は0.2ppm、硝酸塩(NO3)は50ppm。PHは7.53。とりあえずニトロスピラ属のバクテリアがようやく影響を及ぼし始めたようだ。窒素化合物の測定後に10%アンモニア水を10滴分滴下。明日もっと亜硝酸レベルが下がれば「水作り」は一応完成をみることになる。

明らかにミズミミズの数が増えており、アマゾンソードの古めの葉は珪藻に覆われている。あまり良い状態の水ではないことは確かである。このまま数日間アンモニア添加を続け、アンモニア・亜硝酸レベルに問題がないようであれば次のステップに移行しよう(といっても魚はまだ我慢するのだ)。

September 24, 2007

ミズミミズを発見してみる。

バクテリア飼育記20日目。水温は27℃、アンモニア(NH3)は測定せず、亜硝酸(NO2)は>1ppm、硝酸塩(NO3)も測定せず。PHは7.48。亜硝酸地獄になってから10日が経過。

亜硝酸の数値は一向に変化のない日々であるが、水槽の中は刻々と変わっている。茶苔はアマゾンソードの葉に付着しまくり、根元にはアオミドロらしきものまで確認できる。明らかに絶不調な水槽の状況である。苔を減らすためにはそろそろライトの点灯を中止しなければなるまい。そして本日発見した極めつけ。
IMG_7925s.JPG
写真ではただの糸くずのように見えるかもしれないが、らせん状に体をくねらせている(明らかに水流とは別の動き)。これはいわゆるミズミミズらしい。居たとしても魚などには影響がないとされ、水の状態が悪いと発生するため水の状態を知る手がかりになるとまでされている。しかし、こんなのがざっと見ただけで数匹、水槽の中をのたりくねりながら漂っているのは正直あまり気分の良いものではない。というか、今後も水槽に手を突っ込んでレイアウトなどをいじらなければならないと思うと相当なショックなのだ。

September 21, 2007

流木を洗ってみる。

バクテリア飼育記17日目。水温は28℃、亜硝酸(NO2)は0.5~>1ppm、アンモニア(NH3)と硝酸塩(NO3)は測定せず。PHは7.28。変化がなくて正直しんどい。
IMG_7852s.JPG
19日に購入して重曹水に放置した流木。3日しか経っていないのに濃い目にいれたアールグレー程度まで色づいてしまった。水を替えて今度は重曹を入れずに放置。魚を飼えるようになるにはまだまだ道のりは遠いのだ。

September 19, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(16)

IMG_7843s.JPG
水槽水のサンプルに亜硝酸試薬Aを投入した直後。おどろおどろしいほど赤い。

バクテリア飼育記16日目。水温は28℃、アンモニア(NH3)は測定せず、亜硝酸(NO2)は>1ppm、硝酸塩(NO3)も測定せず。PHは7.39。まだまだ亜硝酸地獄は続く。硝化サイクルの完成が待ち遠しい。窒素化合物の測定後に10%アンモニア水を15滴分滴下。

本日は代休を取ったので近所のプールで小1時間泳いだ後に、散歩がてら近所の鯉屋で流木を物色した。大き目のと小さめの2つを購入。一応アク抜きはしてあるようだが、念には念を入れて自分でアク抜きをすることに。Webで流木のアク抜きについて調べると「煮たほうがよい」とあったが、大きいほうの流木はル・クルーゼココットオーバル程度の鍋でない限り煮ることのできない大きさだ。しかし大切なココットオーバルを流木のアク抜きなぞに使ったら御主人様(仮名)に一生恨まれるのは間違いないだろうから、重曹を振りかけた後にやかんで沸かしたお湯をかけてよしとすることにした。アク抜きの効果は出ているようで水が薄く茶色になってきているようだ。何も考えずに水槽に入れないでよかったのだ。

September 18, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(15)

バクテリア飼育記15日目。水温は27℃、アンモニア(NH3)は0.0ppm、亜硝酸(NO2)は>1ppm、硝酸塩(NO3)は測定せず。PHは7.55で緩やかに下降中。昨日の水換えも関係ないかのように亜硝酸地獄が続いている。昨日のアンモニア30滴攻撃もものともせず24時間以内のアンモニアレベルがゼロ。とりあえずニトロソモナス属のバクテリアの繁殖には成功したようだ。窒素化合物の測定後に10%アンモニア水を15滴分滴下。もはやアンモニア滴下量は特に根拠もなくフィーリングでやっている。
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September 17, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(14)

バクテリア飼育記14日目。水温は30℃、アンモニア(NH3)は0.0ppm、亜硝酸(NO2)は0.5~>1ppm、硝酸塩(NO3)は測定せず。PHは7.63。亜硝酸地獄継続中。亜硝酸レベルが下がったので窒素化合物の測定後に10%アンモニア水を30滴分滴下。

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なお本文と東京ミッドタウンはほとんど関係ありません。

September 16, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(13)

バクテリア飼育記も13日目。水温は28℃、アンモニア(NH3)は0.0ppm、亜硝酸(NO2)は>1ppm、硝酸塩(NO3)は測定せず。PHは7.68。亜硝酸地獄継続中。

窒素化合物濃度の測定後に懸案だった換水を実行。水槽から15リットルを抜いた後に20リットルを追加(蒸発して水位が下がっていたためちょっと多めに追加した)。カルキ抜きした水道水のpHは7.35と若干アルカリ性であった。酸性にまでpHを下げるには少々工夫が必要なようだ。換水後に10%アンモニア水を20滴分滴下。

September 15, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(12)

実は本人も既に飽きてきているのだが、バクテリア飼育記も12日目。水温は28℃、アンモニア(NH3)は0.0ppm、亜硝酸(NO2)は>1ppm、硝酸塩(NO3)は20ppmの表示。PHは7.76。アンモニア濃度はとうとうゼロに。硝酸塩の試薬の取説には「亜硝酸が2ppm以上の場合、干渉が非常に大きいため正確な硝酸塩の値を読み取ることは不可能です」とあるため、今後は亜硝酸の濃度が下がるまで硝酸塩の測定は中止。「亜硝酸地獄」の2日目であるが、ニトロソモナス属の活動を継続するために窒素化合物濃度の測定後に10%アンモニア水を15滴分滴下。

黒いキスゴム、エアーストーン(いわゆる「ぶくぶく」の石)の端が茶色に変色し、アマゾンソードの葉にも目立って茶色に変色してきているのが見受けられる。立ち上げ時の不安定な水槽にはよくある事象のようだが、茶苔(珪藻)が発生していると見て間違いないだろう。この状況では特に手を打つことはできないが、放置するかどうか迷う。

September 14, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(11)

バクテリア飼育記10日目。水温は28℃、アンモニア(NH3)は0.5ppm、亜硝酸(NO2)は>1ppm、硝酸塩(NO3)は測定せず。PHは7.71。亜硝酸濃度は測定不能な領域に達し、アンモニア濃度がガクンと下がった。今までも亜硝酸は検出されていたから、バクテリア(ニトロソモナス属とされる)は徐々に増えてきたはずなのだが、とうとう水槽全体のアンモニア濃度に大きな影響を及ぼすことが可能なほど発生したということだ。減少したアンモニアは塩基、増加した亜硝酸は酸であるめ同時にpHも下降するのは当然だろう。この状況はいわゆる「亜硝酸地獄」という状況で、生体が入っていれば毎日換水をしなければならない時期であるが、我が家の水槽の場合アマゾンソードが3株水に揺れているだけなので、ほったらかし。手間がかからないし魚を殺してしまうこともなく、アンモニアを垂らして待つだけというフィッシュレスの真髄。後は亜硝酸を硝酸塩に変えるバクテリア(ニトロスピラ属とされる)が充分増えればとりあえず硝化サイクルは完成だ。今日も窒素化合物濃度の測定後に10%アンモニア水を10滴分滴下。

そろそろどんな水草を入れるか、どんな魚をいれるか考え始めてみよう。

September 13, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(10)

バクテリア飼育記10日目。水温は26℃、アンモニア(NH3)は2.5ppm、亜硝酸(NO2)は0.2~0.5ppm、硝酸塩(NO3)は5.0~10.0ppm。PHは7.96。亜硝酸濃度は順調に上昇中。これが急に落ちれば一応硝化サイクルは一応完成するのだが、そこに到達するまで時間がかかるようなので今が我慢のときだ。とりあえず週末に半分ぐらい換水してみよう。やはりアンモニア濃度が目標より多いようなので、今日も窒素化合物濃度の測定後に10%アンモニア水を10滴分滴下。

September 12, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(9)

バクテリア飼育記9日目。水温は25℃、アンモニア(NH3)は2.5ppm、亜硝酸(NO2)は0.2ppm、硝酸塩(NO3)は5.0ppm。PHは8.03。亜硝酸濃度が順調に上昇しているが、硝酸塩まで上昇している。Webで見る限り、「アンモニア→亜硝酸」のバクテリアがまず立ち上がり、遅れて「亜硝酸→硝酸塩」のバクテリアが立ち上がるようだが、どうやらこの水槽では同時に立ち上がっている模様。アンモニア濃度が目標の1.5ppmより多いようなので、今日は窒素化合物濃度の測定後に10%アンモニア水を10滴分滴下。
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水温がバクテリア飼育にはちょっと低いので、ヒータの電源を入れた。秋の気配がするのだ。

September 11, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(8)

バクテリア飼育記8日目。水温は27℃、アンモニア(NH3)は1.0~2.5ppm、亜硝酸(NO2)は0.1~0.2ppm、硝酸塩(NO3)は測定せず。PHは7.96。ようやくアンモニアを亜硝酸に変えるバクテリアが立ち上がり始めたようだ。白いカスがたくさんフィルタ給水口のストレーナーにかぶせたスポンジ(プレフィルタ)に張り付いているが、特に水は濁っているわけではない。今日も10%アンモニア水を窒素化合物濃度の測定後に20滴分滴下。

アマゾンソードの新芽があっという間に大きくなった。遅ればせながら変化が起き始めて少し楽しみになってきた。今週末あたりに丈夫な水草を何種類か買ってこようと思う。魚はまだまだ先のことになりそうですが。

September 10, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(7)

バクテリア飼育記7日目。水温は27℃、アンモニア(NH3)は1.0ppm、亜硝酸(NO2)は0.1ppm、硝酸塩(NO3)は0。PHは8.32(pH計は後述のとおり怪しかった)。やはり昨日の硝酸塩は誤検出だったようだ。スポイトが汚れていたか。今日も10%アンモニア水を20滴分滴下。

PH計をとりあえず手っ取り早く校正したかったので、帰り道にコンビニでpH表示のあるミネラルウォーターをいくつか購入した。水温程度まで室温で放置して測定してみると、案の定0.2程度高めの数字が表示されていた。つまり、昨日までのpHはすべて0.2を引いた値を用いるべきということだ。

しかし、0.2を引いたとしても、pHは8.0付近まで上昇していることには違いない。セットアップ直後が7.43ぐらいだったということと、アンモニア水溶液は基本的に塩基なので多少の上昇はあるはずだが…。ということで、1.0ppmのアンモニア水溶液がどれぐらいのpHなのかを試算してみよう。アンモニアの溶解度が54g/100ml、式量が17.05g/mol、電離度を0.013とすると、1.0ppmのアンモニア水溶液に起因するOH-濃度は

[OH-]NH3 = 540[g/l]÷17.05[g/mol]×0.013×10-6 = 4.117 × 10-7[mol/l]
である。この値(をcと置く)の大きさでは、水の電離で生じるイオン濃度([H+]=[OH-] = 10-7)が無視できないので、これを考慮しつつpHを求めなければならない(もっと濃度が高ければ単純にlogを取るだけなのだが)。水溶液中は電離はつりあっているため、水から発生するOH-イオンは
[OH-]w = [H+] + [NH4+]
であり、一方、水の電離平衡は
[H+]w[OH-]w = Kw
でKwは水素イオン指数で、25℃では10-14。これらから、水に起因するOH-イオン濃度は、
[OH-]w2 + c[OH-]w + Kw = 0
の二次関数を解いた答えとなり、その結果、
[OH-] w= 4.347×10-7[mol/l]
となる。従って、合計のOH-イオンは
[OH-]total = [OH-] w + [OH-]NH3 = 4.347×10-7 + 4.117 × 10-7 = 8.465 × 10-7
で、結論としてpHは7.92となる。思いのほか上昇しており、pH計で測定した結果とあまり変わらない。ちなみに他の不純物はまったく考慮していないので実態に即しているかどうかの保証はまったくない。

というか、pH計算なんて20年ぶりぐらいにやったので根本的にどこか間違っている可能性の方が非常に高いのだ。


September 9, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(6)

もはやバクテリア飼育記になっているが、6日目。水温は29℃、アンモニア(NH3)は1.0ppm、亜硝酸(NO2)は0.1ppm、硝酸塩(NO3)は2.5ppm。PHは8.29(pH計は相変わらず怪しい)。亜硝酸が上昇し始めたが、硝酸塩も検出された(念のため硝酸塩の検査は2回やったが、両方とも検出された)。亜硝酸→硝酸塩のバクテリアは立ち上がりが遅いらしいのだが、予想より早く硝酸塩が検出されている。早くも思惑通りにいっていないような気がするが、生体(魚)が入っていないので気楽なもの。いずれにしてもアンモニア→亜硝酸の部分が上手く行っていないのは確かなので、まだまだ生体を入れる訳にはいかない。今日も窒素化合物の測定後に10%アンモニア水を20滴分滴下。

アマゾンソードから新芽が出ているのに気づく。同時に周りの葉が枯れてきたので、おそらく水中葉がでてきたのだろうが、こんな水質でも育つものなのだなぁ。と思って調べてみると、逆に大きくなりすぎるという問題があるらしい。サイズを小さいまま留めるためには積極的な間引き、そして根切りをしなければならないようだ。

September 8, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(5)

5日目。水温は28℃、アンモニア(NH3)は1.0ppm、亜硝酸(NO2)は0.05~0.1ppm、硝酸塩(NO3)は0。PHは8.23(pH計は相変わらず怪しい)。昨日アンモニア滴下量を増やしただけあってアンモニア濃度だけは上昇した。今日は窒素化合物濃度の測定後に10%アンモニア水を20滴分滴下。

September 7, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(4)

4日目。水温は28℃、アンモニア(NH3)は0.25ppm、亜硝酸(NO2)は0.05~0.1ppm、硝酸塩(NO3)は測定せず。PHは8.20(だが、pH計がちゃんと校正されているかチェックが必要な気がする…)。特に大きな動きなし。アンモニア濃度が目標値(1ppm以上)まであがっていないようなので、今日は窒素化合物濃度の測定後に10%アンモニア水を30滴分滴下。

September 6, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(3)

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3日目。昨日とはうって変わり水が澄んだ。水温は28℃、アンモニア(NH3)は0.25ppm、亜硝酸(NO2)は0.05ppm、硝酸塩(NO3)は0。PHは8.01で、アルカリ性がちょっと解消。NH3→NO2を実行するバクテリアが発生しているようだ。本日も窒素化合物濃度の測定後に10%アンモニア水を20滴分滴下。亜硝酸濃度が大きく上昇した後に下降すればとりあえず硝化フィルタは完成なので、今後は亜硝酸濃度を良く観察する必要がある。

アマゾンソード3本では実に殺風景なので生体など放り込みたい欲望に駆られるが、がまんがまん。

September 5, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(2)

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2日目の本日のpHは8.36。だいぶアルカリ性になっている。水はぼやっと白く濁っており、バクテリアの活動が盛んな模様(バクテリア同士の闘いが繰り広げられている?)。接近中の台風9号のお陰か、関東地方の気温は上昇、昼には水温が29℃ぐらいまで上がったようだ。アマゾンソードが枯れないか気になる。帰宅が遅かったので、アンモニアを20滴分滴下し、試薬による窒素化合物の測定はなし。まだバクテリアのコロニーは立ち上がっていないだろうし。

September 4, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(1)

大磯砂の準備ができたようなので、いよいよ水槽をセットアップしたのだ。

まずはエーハイム2213のろ材(メック、サブストラットプロレギュラー)を水道水で洗浄し、洗濯ネット(100円ショップで購入したものを小さく縫い直したもの)に入れて下からメック、粗目パッド、サブストラットプロ、細目パッド、活性炭パッドの順番にバスケットに入れる。ろ材を洗濯ネットに入れたのは、フィルタ掃除の時に一発でろ材をバスケットから取り出せるようにするための工夫のつもり(というか人の見よう見まね)。

風呂場で洗浄した水槽に砂を入れ、水道水を投入して塩素中和剤も投入(テトラ社コントラコロライン)、フィルタ周りの配管、エアレーション(いわゆるブクブク)配管、サーモスタットに接続したヒータを投入。セットアップ直後のpHは7.63だった。

そしていよいよフィッシュレスサイクリングを実行するために、薬店で虫さされとして購入できる10%アンモニア水を17滴添加。アンモニアを入れてから気づいたのだが、大磯砂がpHに安定して影響がないかどうか測定するのを忘れてしまった。しまった。Red Seaの試薬を用いてアンモニア(NH3)濃度を調べると1.0ppm程度はありそうなので、明日以降もこの滴数分を投入すれば良いはずだ。アンモニア投入後のpHは8.06。バクテリア源としては、近所の熱帯魚店で安売りワゴンに並んでいたアマゾンソードを一鉢分植え込む。と、もう一度該当ページを読むと「立ち上がるまではロックウールを除去せずに放り込んでおく」とあった。だが、ロックウールを除去して古い根や痛んだ葉を除去して普通に植えてしまった。とほほ。これが吉と出るか凶と出るか。
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