2000年3月後半の「がまんしましょう。」


00.03.16,Thu車検に通す決心をしてみる。
00.03.17,Fri自分で車検に通してみる。
00.03.18,SatPS2を奪われてみる。
00.03.19,Sun皆で舌鼓を打ってみる。
00.03.20,Mon風に吹かれてみる。
00.03.21,Tueホジってみる。
00.03.22,Wed深夜に帰宅してみる。
00.03.23,Thu囲んでみる。
00.03.24,Fri久しぶりにラーメン二郎を食ってみる。
00.03.25,Sat追いコンでも呑んでみる
00.03.27,Monハープシコードで汗をかいてみる。
00.03.28,TueDouglas Adamsを読み始めてみる。
00.03.29,Wed東京ガーデニングショーのCMをみる。
00.03.30,Thu夫婦喧嘩の解消法を思いついてみる。
00.03.31,Fri勢いよくタイプしてみる。

00.03.16,Thu 「車検に通す決心をしてみる。」

再三に渡って書いているように、我が家はビンボーである。

PS2なんぞ買っている場合では全くない。 というのに、今月は支払わなければならないモノが沢山あるのだ。 もっともメジャーなモノは、車検と車の保険である。 一方、只今の家計残高は118円だ。生活費すらない。 もう、目を覆わんばかりの大惨事である。

というのも、車検と車の保険は、両方とも2桁台の額にもなる大きな出費なのだ。 だが、これをクリアしないと、我が家の「のっぽさんと仲良しゴン太号」に乗れない。 ということで、「そろそろだなぁ」と思いつつ車検証を広げてみたら、 なんと、車検は今度の20日に失効してしまうのだ。 って、あいだに土日があるから、平日は実質2日しかないじゃん。 しまったぁ。

大急ぎでディーラーに電話すると、

「今、予約が一杯で、すぐには手続きできないんですよ。 来週の半ばなら空いてます。その間は車は使えませんが。」

と言われてしまった。いくらかかるかを聞くと、最低11万2千円で、 部品の交換などがあれば、もっとかかるという。嘘、そんなにかかるの? だって、我が家の「ゴン太号」には何にも問題ないぜ。

ということで、急拠、ユーザー車検という方法を模索してみることにしたのだ。 そもそも、我が家の「のっぽさんと仲良しゴン太号」は、 平成9年に新車で購入しており、毎年整備も欠かしていない。 このまま大がかりな整備をしなくても、車検を通ってしまう確率が非常に高い。 ユーザー車検講座のページによれば、7万円程度で済んでしまうらしい。 つまり、ユーザー車検を行えば、4万円もお得なのだ。 PS2がもう一台買える額である。

ということは、今日もしくは明日中に自分で車検を通してしまえば、 車検が切れることもなく、面倒な手続きも発生しない。よし! ということで、急拠休みをとり、車検を通すための準備をすることにしたのだ。 こんなグータラ社員が1日会社に居なくても、さほど問題はないだろう。 それに、自分でやれば4万円もお得なのだ。PS2がもう一台買える額である。

まずは、予約である。 陸運局にイキナリ行っても車検は受けさせてもらえないらしいので、 電話をかける。自動応答プログラムだったが、すんなり17日の予約がとれた。 結構、ドリカムのチケット発売日の「チケットぴあ」のようにに、 リキ入れて取らなければならないと聞いていたので、拍子抜け。 まぁ、自分でやれば4万円もお得なのだ。PS2がもう一台買える額である。

次に、車検に必要な書類を集めるのだ。 都の庁舎に行って納税証明を貰ったり、 近くのディーラーに行って自賠責保険(いわゆる強制保険)を払ったり、 陸運局で各種申請書類を購入したりである。結構面倒である。 っていうか、ここら辺が車検が面倒臭いと言われる理由なんだろうなぁ。 だけど、自分でやれば4万円もお得なのだ。PS2がもう一台買える額である。

そして、車について点検できる所を自分で点検した。 ライトは全部点灯するし、ブーツが破けてたり、 汁が漏れている様子は見受けられなかったので、大丈夫だと判断。 えーと、何か「汁」とか書くと妙な具合である。 実は「汁」じゃなくて、「液」の間違いである。 ま、とにかく雨が降っていたので、下回りの点検はかなり面倒臭かった。 だけど、自分でやれば4万円もお得なのだ。PS2がもう一台買える額である。

と言う訳で、書類にも記入を完了し、車検場の下見まで終えたら、 結構くたびれたのだ。 だけど、自分でやれば4万円もお得なのだ。PS2がもう一台買える額である。

って、もうPS2買うなよ。

博多一番(小平)「のりラーメン」替玉


00.03.17,Fri 「自分で車検に通してみる。」

ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱん。

のどかな日差しの中、布団をたたいている音で目が覚めたのだ。 うーん、今何時だろ。眠い目を擦って、時計を見た。えーと。

じゅ、じゅ、じゅ、じゅ、十時半?

会社は休みを取ったから別にどうでも良いのだが、今朝は車検の日である。 予定では、9時前には陸運局の車検場につき、 十分な下見をした後に、20分やそこらで車検を通すハズだったのだ。 万が一、運悪くどこかに不具合が見つかったところで、 午前中でなんとかなるだろうと予想していた。

午前中の予約だから、11時までには現地入りしていないとマズい。 目覚ましは8時にセットした筈なのに、何たる有様だ。 昨晩、興奮して良く眠れずに、朝の4時頃まで起きていたのがまずかった。 最寄の陸運局の車検場までは、道が空いていれば15分ぐらいか。 だが、巷は年度末。えーと、巷でなくても年度末であるが、 とにかく車が多い時期である。 また、都などの地方行政が、余った予算を消化すべく、 盛んに無駄に道を掘り起こしている時期でもある。 そんな渋滞だらけの道路状況では、下手すると間に合わない。

と、そこまで考えて、頭の中が真っ白になった。

もう、いいか。諦めよう。お金を払えばディーラーが車検を通してくれるのだ。 今日は家で一日中フテ寝したりゲームしたりで生活するか。 と、自分の中の悪魔が囁いた。のだが、思いなおした。 何しろ、自分でやれば4万円もお得なのだ。 PS2がもう一台買える額である。って、そのネタはもう良い。

私は、目ヤニを付け、ぐしゃぐしゃの髪の毛のまま車に跳び乗り、 「のっぽさんと仲良しゴン太号」を飛ばして、車検場を目指した。 もちろん、家を出る前にパジャマは着替えた。 いくらなんでも、「パジャマで車検を通した男」には、なりたくない。 道は予想通り混んでいたのだが、何とか11時前には滑り込むことができた。

で、車検場は車だらけであった。もう、本当に車だらけ。っていうか、 どこに自分の車を停めればいいんだよっ。と怒りたくなるぐらいである。 何とか空きスペースを見つけて車を停め、 昨晩のうちに書いておいた書類と車検証を持って、 重量税と検査料の印紙を買いに走った。途中、何度か車に轢かれそうになった。

次に書類を持って窓口へ。 「納税証明のハンコをもらってきてから、また来て」と言われ、 そのまま敷地外の建物まで走った。こんなに一生懸命走るのは久しぶりである。 途中、またもや何度か車に轢かれそうになったが、もうそれどころではない。 ぜいぜいと息をしながら再び窓口へ戻った。 「はい、書類は大丈夫だから、車を持ってここの5か6番の列に並んでね。」 と、敷地の地図を示された。いよいよ、車検本番である。 もう心臓バクバクである。もっとも、今朝目が覚めた時点より、 全く平常心を保てていないのだが。

ボンネットの留め金を外した状態で列に並んでいると、 検査官が寄ってきて、外見のチェックとすべてのライトのチェックをした。 何も問題なく、いよいよ車検ラインに突入する。 サイドスリップ板も無事通過し、ローラー上でのメーターチェックもパス。 ライトの光軸も問題なし。

ところが、その直後のブレーキテストで引っかかった。 床も抜けよとばかりにフットブレーキも踏んだし、 引っこ抜けよとばかりにサイドブレーキも引いたのに。 どうもメーターチェックでローラーの上で時速40kmまで加速した際に、 車体がローラーに対して曲がった状態になってしまい、 タイヤが滑ってうまく検査できなくなったらしい。またもや検査官が寄ってきて、 「再度検査してください」と言われた。がっくし。

その直後の排気ガス検査、下回り検査も問題なくパスしただけに、 落胆は大きかったが、検査官は、その場で再挑戦を許してくれたのだ。 その結果、無事ブレーキテストも通過し、 めでたく新しい車検証とシールを発行してもらった。 意外とあっけなく終わってしまった。時刻は11時50分である。 とにかく、4万円を浮かすことができたので、大満足である。

ちなみに、あまりにもサイドブレーキを一生懸命引っ張りすぎて、 背筋が攣ってしまったのは、ここだけの話である。


00.03.18,Sat 「PS2を奪われてみる。」

特に予定のない休日である。

天気も良い。風も強くなく、暖かな春の日差しが部屋に差し込んでいる。 普通なら天気が良ければ、外出するのだろうが、だが、こういう時こそ、 この前購入したPS2で遊ぶのだ。 やはり、平日はそんなにゲームをして遊べないし、 こういう素晴らしい休日を無駄にするという行為は、 最高の贅沢だと思うのだ。

ということで、朝食後に洗濯物を干している御主人様(仮名)を尻目に、 『リッジレーサーV』のCD-ROMをPS2に放り込み、 オープニング画面を眺めていたら。

ぶちっ。

電源を切られてしまった。PS2は、我が家にある計算機のうちで、最高速である。 DVD-ROMドライブ搭載、USBポート、IEEE-1394ポート付きの6.4GFLOPSの能力をもつ メインメモリRDRAM 32MBの128bit CPU搭載マシンである。 処理能力で言ったら、私が愛用している腐れCeleronマシンより遥かに高い。 PS2でwebのブラウジングと日記書きができるなら、 いっそ乗り換えてしまいたいぐらいである。って、乗り換えないけど。

「買ったばっかりの大切なマシンの電源をそんなにブチブチ切らないでくれ。」 と言おうと思い顔を上げると、怒りで三角形になってしまった目と目が合ったのだ。

ぶるぶるぶるぶるぶるぶるぶるぶる。

彼女はその場で洗濯物干しの任務を私に命じ、黒いコントローラを握りしめた。 ちなみに、PS2は優れモノで下位互換で旧PS用のソフトでも遊ぶことが出来る。 お願いですから、 バイオハザード2(旧PS用ソフト)は古い方のPSでやって、 私にPS2で遊ばせて下さい。

とほほ。


00.03.19,Sun 「皆で舌鼓を打ってみる。」

前から楽しみにしていた、音楽仲間のY氏宅での宴会だったのだ。 今回の宴会には、御主人様(仮名)も一緒に招待されたが、 風邪で声が出なくなったため、残念ながら家に残った。

ところで、この30歳独身のY氏は、 都下の豪華3LDKマンションに一人で住んでいる。 強調しよう。30歳独身の彼は、 自分で購入した都下の豪華3LDKマンション一人で住んでいるのだ。 バリバリの独身貴族である。そう。中学生の頃の若き私が、 朝起きた時に履いていたパンツと同じぐらいバリバリなのだ。

とにかく、大きな街道沿いのマンションで防音はばっちり、 そして端の部屋なので夜中で隣人に気兼ねなく楽器が練習できる。 たかだか38平方メートルのアパートで、 御主人様(仮名)と一緒に大量のガラクタにまみれ、 びくびくしながら楽器をさらっている私とは大違いなのだ。

羨ましいのは、それだけではない。彼は料理が得意なのだ。 つまり、出て来る料理は出来合いのモノなんかではなく、 家主が自ら腕をふるって作った料理。 パスタ系は当り前、麻婆ナス、自家製焼き豚などが、どんどん出てくる。 もちろん全品が美味なのだ。自宅での宴会を「キッチン」と称し、 最盛期には月一で30人ぐらいを招待していたぐらいである。 塩の入れ過ぎで、水で洗わないと食べられないような 青菜炒め(失敗)を作る私とは大違いである。

とまぁ、そんな訳で、美味しい食事に舌鼓を打ちながら、 なかなか楽しい時間を過ごしたのだ。 宴会も半ばで、欠席の予定だった美人チェンバロ奏者と、その夫である uttieさんも登場した。 日記、 早く復帰してくれないかなぁ。って、本人に言えよ。

久しぶりに色んな人と、いろいろ話ができたことに満足して帰宅すると、 御主人様(仮名)は先に就寝していた。そりゃ、 風邪をひいているのだからアタリマエである。ところが、翌日聞いてみると、 どうやら彼女は昨日やり始めたバイオハザード2で遊んでいて、 私が帰宅する寸前までゾンビと撃ち合っていたらしいのだ。

結局、ミイラ取りがミイラになってしまった。ん、ゾンビ取りがゾンビになったのか? って、それより、私がPS2で遊ぶことができなくなってしまうではないか。 それは大変困るのだ。


00.03.20,Mon 「風に吹かれてみる。」

御主人様(仮名)の田舎に行くのだ。朝6時起きである。 えーと、実は30分程寝坊してしまい、 怒り狂った御主人様(仮名)にボディプレスを食らって目が覚めたのだ。 なんとも乱暴な連休最終日の始まりである。とほほ。

ということで、御主人様(仮名)の実家に寄って、 待ちくたびれた顔で出迎えてくれた両親を乗せ、 外環経由で東北道を北上した。まぁ、「田舎」と言っても関東地方なので、 都下に住む私達にとって、それほど遠いと言う訳ではない。 道が空いていれば、たかだか3時間程度のドライブである。 実際、道も空いていて、日差しも暖かく、実に気持が良い。

ただ、もの凄い風だったのだ。

我が家の「のっぽさんと仲良しゴン太号」は4WDステーションワゴンなのだが、 一般的に4WDは直進性が高いと言われている。それでも高速巡行中に、 何度かハンドルを取られるぐらいだったのだ。 前を走っている背の高いワンボックスのワゴンなぞは、蛇行していたぐらいだ。 ああ言うのを、「サッポロ一番」というのではないだろうか。 えーと、「春一番」の間違いか。我ながら、くだらないシャレだ。

ま、何とか事故もなく田舎には到着し、墓参りやら親戚への挨拶やら、 もろもろの行事を滞りなく済ませることが出来たのだ。おまけに、 お米や苺や手製草餅など、たくさんのお土産を貰って。 銀行残高が3桁という信じがたい赤貧生活を営んでいる我々夫婦には、 本当にありがたいお土産である。

ところが、無事両親も送り届け、自宅に戻って改めて車を見ると、 赤い筈の「ゴン太号」は、黄色かった。 そりゃそうだ。ここのところ、雨が降ってなかったし、この風である。 物凄い土埃が巻上がっていたのだ。 っていうか、最近10ヵ月ぶりぐらいに洗車したばっかりなんですけど。 これから、しばらく洗うつもりないのに。

がくっ。

満北亭(小平)「ねぎみそラーメン」(太麺)


00.03.21,Tue 「ホジってみる。」

最近、もう、たまりまくりなのだ。

と言っても、下品な話ではない。

最近、雨が降らない所為か、空気が乾燥している。 しかも、強風が吹くため、非常に埃っぽい。 その結果、ハナクソが溜るのである。 実は、この時期はハナ毛の成長も非常に早く、 タケノコとどちらが早いか競争できるぐらいである。 って、そりゃいくらなんでもタケノコには負けるだろう。 それに、そもそも鼻毛は空気の悪い東京において、 取り立てて言う程のことではない。

とにかく、素晴らしい量のハナクソがたまる。 以前、この時期は花粉症に悩まされていたのだが、どうも昨年あたりから、 スギ花粉過敏症(2,3月)からブタクサ花粉過敏症(10,11月)に シフトしてしまったようなので、今の時期は鼻は快通している。 ということで、ハナクソが面白いようにタマるのだ。 逆に、毎日習慣づけてホジらなければ、通りが悪くなるぐらいだ。

と言う訳で、今日も、いつものように我が家のコタツでゴロンとしながら、 テレビを鑑賞していたのだが、 その時に右の鼻からホジり出したヤツは大物だったのだ。 そいつは、鼻毛を絡ませたまま、セメントのように固まってしまい、 摘出する際に数本の鼻毛を同時に抜かざるを得なかったぐらいだ。 分かる人には分かるだろうが、これは涙目である。 でも、この痛さに慣れると、意外に快感なんだけどね。

って、結局下品な話になってしまったのだ。


00.03.22,Wed 「深夜に帰宅してみる。」

疲労困憊して終電で帰宅すると、御主人様(仮名)がゾンビと撃ち合っていた。

えーと、厳密には、相手は銃を持っている訳ではないので、 「撃ち合っている」というよりかは、「一方的に撃っている」のだが。 もうちょっと説明すると、ゲームの中の話である。 先日より御主人様(仮名)は、 ずっと バイオハザード2というゲームにハマっている。

夕食は済ませておいたので、御主人様(仮名)が起きている理由はあまりない。 むしろ、ちょっと風邪気味なのだから、早く寝て回復して欲しいと思うぐらいだ。 彼女は言った。

「明日休みだから、起きて待っていたんだよ。」

ふーん。


00.03.23,Thu 「囲んでみる。」

囲む会である。

そう。職場に、今月末に退職するHさんという人が居るのだが、 その人を皆で囲み、寄ってたかってボコボコにする趣旨の集まりなのだ。

って、違う。えーと、退職も一応人事の一種であるから、 直前までは会社内でも公にされることはない。 もちろん、周りの人はなんとなく知らされることが多く、 こうして近くの人が送別会の企画をし、知り合いなどの関係者には周知する。だが、 「送別会」と大々的に言ってしまうと、退職することがバレバレになってしまうので、 「○○さんを囲む会」という銘打って何らかの隠蔽工作をするのが常なのだ。 って、「囲む会」と言った時点でもうバ〜レバレだと思うんだけど、 企業において人事というものは普通トップシークレットであるから、 こういうお約束で逃れるほかはない。 うーん、理不尽なのか、そうでないのか良く分からないなぁ。

ということで、送別会がTOCの、地下の中華風居酒屋で開催されたのだ。 そう、今をときめく東京卸売りセンターである。 って、違った。東京オペラシティか。とにかく、大勢が駈けつけ、 すごい盛り上がりを見せたのだ。 貸切でもないのにヴァイオリンを出して弾き始める人もいたぐらいだ。 で、結局、終電にぎりぎりで帰ったのだ。まだ木曜日だというのに。

嗚呼、明日も仕事なのだ。


00.03.24,Fri 「久しぶりにラーメン二郎を食ってみる。」

昨日に引き続き、飲み会だったのだ。

しかも、またもや都心での開催である。 「東京の片田舎から都心に出て行くのは案外体力が要るのだよ」などと ブツブツ言ったところで誰も聞いてくれるわけではない。 しかも、今回はあまり欠席するわけにはいかない。 というのも、今回は部全体の合同送別会だからだ。 昨日は職場の人の送別会だったが、今度はもう少し高位レベルでの送別会である。 なんだか合同送別会という言葉に少しアヤしげな響きがあるけど、 気にしてはイケナイ。

ところで、普通の歓迎会や送別会では主賓は会費が免除される。 私が所属する部には合計70人位いるのだが、 今回の人事10人を超える人間が移動になるので、 その人達の会費は残る人達で賄わなければならない。 ということは、一人当たりの会費は約1.2倍となる。 昨日に引き続き飲み会ということは、この2日でかなりの出費となるのだ。 極貧生活を送りつづけている私にとって、このような仕打ちは厳しいのだ。 それに、この手の立食パーティって、大して料理が出てこないんだよなぁ。 とほほなのだ。

ということで、あまり食えずに空っ腹を抱えて帰宅するのも嫌なので、 事前にラーメンを食して出席することにしたのだ。先輩のMさんと一緒である。 かの有名な ラーメン二郎に行く事にした。

Mさんも私も、ここの異色なラーメンを昔から食べ慣れているのだが、 2人とも、最近このラーメンを食す機会が非常に少なかった。 ぎとぎと脂の浮いた辛いスープ、うどんのような太い麺、 脂身だらけのチャーシュウ。何故、身体に悪いモノってこんなにうまいんだろう。 ということで、2人とも大満足だったのだ。

というか、あまりにも腹にずしっと来たので、 結局パーティーでは、物理的に食えなかったのだ。 なのに、1.2倍(当社比)の会費を払うのである。

大損なのだ。

ラーメン二郎(吉祥寺)「小ダブル野菜辛め唐辛子」


00.03.25,Sat 「追いコンでも呑んでみる。」

昨日に引き続き、本日も飲み会だったのだ。

おっと、これでは昨日と同じ書き出しである。 ということは、3日連続である。もうイイ加減にして欲しいなぁ。 こんなに毎日飲んでいたら、 いずれ私の肝臓は世界3大珍味のフォアグラのようになってしまう。 っていうか、私の肝臓なんて美味しくないと思うけど。 あ、だから珍味なのか。

えーと、いずれにせよ、今日は大学の時の研究室の「追いコン」だったのだ。 「追い出しコンパ」、略して「追いコン」。うーん、実に懐かしい響きだ。 学生時代には使ったが、さすがに就職してからは聞かなくなった。

いずれにせよ、研究室のM2(修士過程2年)の学生が無事論文を書き上げ、 卒業して行くのを皆で祝うという集りである。 私がかつて在籍した研究室(ゼミ)は、卒業生の数がさほど多くなくて意外と仲が良く、 先生が一年に一度学生やOBを招待してホームパーティーを開催してくれるのだ。 奥様の手料理は抜群に旨く、私は毎年これをひそかに楽しみにしている。 ということで、22時過ぎまでお邪魔してしまったのだ。非常識にも程があるなぁ。

その後、へろへろになって帰宅すると、 御主人様(仮名)が異様にニコニコして出迎えてくれた。 どうも先週末からずっとやり続けてきた バイオハザード2が一段落したらしい。原因がなんであれ、 機嫌が良いのは良いことである。しかも、これでしばらくは、 ゾンビの「あ゛〜」という不気味な声を聞かなくても済むのだ。

と考えていた私に、彼女はこう言った。

「バイオハザード3、持ってない?」

ま、まだやるんですかぁ?


00.03.27,Mon 「ハープシコードで汗をかいてみる。」

昼過ぎ、何故か私は近所の教員住宅内のアパートの階段で汗まみれになっていたのだ。

コトの発端は、日曜日に入っていた留守電だった。 音楽仲間である美人チェンバロ(ハープシコード)奏者からだ。実は、彼女と、その夫で 日記猿人仲間でもある uttieさんの引越しが、 今週予定されていたのだ。っていうか、引越ししている暇あったら、 日記更新してくれよ。って、そういう問題ではないか。

ちなみに、豆知識なのだが、 「ハープシコード(Harpsichord)」と「チェンバロ(Cembalo)」は、 実は同じモノである。前者が英語、後者は伊語。 よく両者を別の楽器だと思い込んでいる人に遭遇するが、実は同じモノを指す。 仏語では「クラブサン」ともいい、各国で呼び名が違うだけなのだ。 要は、「ベッチョ」と「ボボ」の違いと似たようなモノである。 って、この二つが何を指すか分かる人が居るのかは定かではないが。 えーと、とにかく、私自身を含め古楽業界では、 「チェンバロ」という言葉をよく使うので、これからは後者で行かせてもらおう。

えーと、話を戻そう。実は、偶然にも彼らの新居は、 我が家から自転車で10分ぐらいのところなのだ。いやはや何とも有難い話である。 だって、音楽仲間が、チェンバロと一緒に引っ越して来たのだ。 アンサンブルの練習場所としては、 もう、これ以上望めないような最適な場所である。 それに、私と同じ、mono派であるuttieさんも一緒に越して来たのだ。もうこれは、 新しいモノを購入して、すぐに見せびらかすには最適である。 って、見せびらかすなよ。

で、当然、彼らの引越し荷物の中には、件のチェンバロが含まれているのだが、 引っ越し運送屋は楽器類を運んでくれないらしいのだ。 まぁ、えてして楽器と言うモノは、非常に壊れやすいのだから、仕方がない。 ということで、手近に居て、チェンバロの運送経験がある私に、 人足として白羽の矢が立った。 まぁ、古楽器をたしなむ人なら、たいてい運べるんだけどね。

年休を取って会社を休み、運んだのだ。 彼女はエラく恐縮していたのだが、実はそんなのどうってことはないのだ。 もともと、車の保険を払い込んだり、運転免許の住所を書き換えたり、 平日でないと出来ないことはヤマホドあった。車のオイルも交換したかったし。

だが、問題はチェンバロそのものだった。実際に運んで見て判明したのだが、 恐ろしく重いのだ。こんなに重いのは、 フォルテピアノ(ピアノの古楽器)を運んだ時以来だ。 作業後に握力が戻るまでちょっとかかったぐらいである。 もっと分かりやすく言うと、コンダラと同じぐらい。だって、ほら、 「♪お、も、い〜コンダ〜ラ、試練のー道をー」って言うじゃないか。 って、ますます分かりにくいか。

しかも、階段が狭い。普段は水平になっているモノを垂直に立てないと、 とてもじゃないが踊り場をクリアできない。アクロバット系の運送である。 ということで、男3人で「うんせうんせ」と2階まで運び込み、 汗だらけになってしまったのだ。

というか、こんなに汗をかくのは、ただの運動不足なのか?


00.03.28,Tue 「Douglas Adamsを読み始めてみる。」

特に、これと言って日記に書くような話題は無かったのだ。 だいたい、11時頃に帰宅するような生活を送っていて、 何か話題性のあるイベントがある方がおかしい。

えーと、無理してヒネりだすとすれば、 Douglas Adams の`The Hitch-hiker's Guide to the Galaxy'を、再度読み始めたことぐらいか。 間違いなく彼の作品は名作だと思うのだが、日本ではほとんど無名なんだよなぁ。

ということで、最近のウンチョのサイクルについて書いてみよう。 って、汚い話なので、その手の話が嫌な人は読まなくてもよい。

私はウンチョをほぼ一日に一回の頻度で行う。 まぁ、何回もする人は腸の具合が極端に悪い場合かも知れないし、 一回未満の人は恐らく便秘だろう。いずれにせよ、 私がそれを実行するタイミングは、就寝前(厳密には風呂に入る前)か、 起床後のどちらかなのだが、普通の人だと朝方が多いという話を良く聞く。 私の場合、朝型ウンチョがずっと続くこともあるし、 たまに夜型が続いたりする。 ま、基本的には、ほとんど1日周期で便意を催すと考えて良い。 もちろん、腹の具合が悪ければ会社でもするが、それは今回の話からは除外しよう。

と言う訳で、最近、「早起きでウンチョは夜の法則」に気づいたのだ。 例えば、しばらくの間、「お勤め」のタイミングが朝だったとしよう。 で、いつもより2時間以上早起きをして外出したりすると、 体内時計が狂う所為か、起きた直後にはウンチョがしたくならない。 こうなると、昼前には便意を催したりするように思えるが、 これが不思議とならないのである。

と言う訳で、食物も充分摂取して帰宅すると、 不思議と風呂に入る前に便意を催すのである。 で、こうして就寝前に「お勤め」を果たしたとしよう。 そうすると、当然それから朝目覚めるまでは何も口にしないので、 翌朝起きてもウンチョは出ない。次に便意を催すのは次の日の就寝前になるのだ。 ということで、「早起きでウンチョは夜の法則」が成り立つのだ。 って、こんなの私だけかなぁ。どうも外出先では緊張して便意がなくなるらしいのだ。 自宅だとリラックスして心行くまで出すことが可能になるようなのだが。

と言う所まで書いたら、段々便意を催してきてしまったのだ。

うーん、ひとまず今回は中断して、 今度は「あくび伝幡の法則」と「便意伝幡の法則」の共通点について、 熱く語って見るのだ。って、語るな。


00.03.29,Wed 「東京ガーデニングショーのCMをみる。」

相変わらず夜遅く帰宅して、コタツでもぐもぐと夕食を取っていた時のこと。

実は、先日、私が所属していたサークルの先輩のチェンバロ奏者の Oさんから、 だしぬけに電話があったのだ。大変几帳面で、かつ極めて温和な方で、 ひとまわりぐらい年が若い私に対しても、きっちりとした敬語で話す。 なのに、練習中に楽器を弾きながら居眠りをしたり、 ワイン一杯で意識不明になったりするのだが、えーと、そんなことはどうでもよい。

内容は、今度アンサンブルのお仕事があって、同じプログラムで構わないので、 昨年の夏にやったメンツで 演奏会を組みたいとの話だったのだ。拘束時間は1日で休みは適宜入るとのこと。 断わる理由もないので、引き受けることにした。 っていうか、私はこんな偉そうに言える立場ではない。つまり、実際の所は、 やりますやりますなんでもやりますいつですかどこですか私も混ざっていいんですか是非やらせて下さい宜しくお願いします、 ぐらい言ったような記憶がある。

聞く所によると、他のステージでは、かの有名なJazzトランペット奏者、 日野皓正さんも出演するという話なのだ。 すごい。こんな人と同列なのだ。鼻たーかだかなのだ。自画自賛。我田引水。 って、何だよそれ。

それで、話を戻すと、夕食を取りながらテレビを見ていたのだが、 何とそのイベントのTV-CMが流れたのだ。

ぶーーーー。

その時、ちょうど口の中に入っていたカボチャの煮っころがしを噴出してしまった。 粉々になったカボチャの破片はそこら中にまき散らされてしまったのだが、 そんなことはどーでもよい。って、良くないか。御主人様(仮名)に見つかる前に、 掃除しとかなければ。嗚呼、でも夜中だから掃除機がかけられない。まずい。

えーと、 東京ガーデニングショーって、こんなに大層なモノだったの? ヤバいなぁ。段々恐くなって来たのである。 責任が重大だと言うことに気づいたのである。今更断われないし。

一体どうしたら良いのだ。


00.03.30,Thu 「夫婦喧嘩の解消法を思いついてみる。」

残業で11時過ぎに帰宅したので、 特にこれと言って日記に書くような話題は今日もなかったのだ。

書くとしたら、グチだらけである。職場の誰それがむかつくとか、 いい加減にしろとか、そういう話題しか出て来ないだろう。 誰もそんなモノは読みたくないだろうし、こんなトコロに書いて後悔すると、 後で公開することになると思うので、もう少し明るい話題をしよう。

ということで、最近私が考え出した必殺技「生尻アタック」について語ってみよう。 少々の夫婦喧嘩なら、これで収まることができるのではないか。

手順は単純。これを行うためには、敵がコタツに座っている必要があるのだが、 こうしてコタツに座っている敵の背中に向けて、 半ケツになって、その尻を背中に近づけて「生尻アタ〜ック」と叫ぶだけである。 えーと、今思ったのだが、これが効果的なのは、少々の夫婦喧嘩だけかもしれない。 本格的な夫婦喧嘩中にこれを実行したら、ますます大変なことになってしまう。

えーと、ここで出てくる生尻とは、私のモノである。 というところまで書いて、自分のお尻がどれだけ汚いかを思い出してしまった。 こんなモノを御主人様(仮名)の背中に近づけたら、 「少々」の喧嘩が「三下り半モノ」の喧嘩にまで発展してしまうかもしれない。 赤ん坊のように「つるんつるんでぷるん」な綺麗なお尻ならいざ知らず。 うーむ。この技は失敗なのだ。

って言うか、一体どこが「明るい話題」なのだ?


00.03.31,Fri 「勢いよくタイプしてみる。」

平成11年度最後のハナキンである。

そう。キン〇マに鼻をくっつけて、禁断の香りを楽しむという遊びである。 って、汚いなぁ。超下品である。最低最悪である。何か、 私の深層心理がこういう下品なことを書かせているに違いない。 ここのところ、帰宅が遅くて人格が変わりつつあるような気がするのだ。 って、下品なのは、もともとだろ。

未だに「ハナキン」などという時代錯誤も甚だしい言葉を使っている人って、 どれぐらい居るのだろうか。えーと、実は私だったりもするのだが、 21世紀を迎えようという今、こんな言葉はハナモクと同じぐらい 恥ずかしい言葉かもしれない。今更説明も必要ないだろうが、念のために書くと, ハナキンは「華の金曜日」という意味である。ハナモクは同じく「華の木曜日」。

話を戻そう。せっかくのハナキンなのに、仕事が溜まりに溜まっているのだ。 同じ実験室で生活している後輩のH君の歓送会にも出席できないぐらいなのだ。 結局会社を出たのは23時前。むっきぃ。 えーと、これ以上「むかつく話」略してムカバナを書いても仕方がないので、 話題を変更しよう。

ということで、今日初めてやってみたゲームの話なのだ。そのゲームとは、 「Typing of the dead」である。職場きってのゲーマーであるSさんが、 ドリームキャストを 会社に持ち込んで見せびらかしたゲームがこれである。 昼休み急いで飯を食い、遊んでみたのだ。 内容は、画面に出ている言葉をキーボードで打ち込むことにより、 ゾンビなどの敵がばったばったと倒れていくというモノ。 で、これが面白いのだ。ゲーム内の人間も銃の代わりにドリームキャストを背負い、 キーボードを駅弁売りの如く首から下げて登場する。 また、打ち込むワードもなかなか秀逸。傍で見ていても楽しめるだろう。 まぁ、「タッチタイピングができる」というのが、 恐らくこのゲームの前提なのだろうが、チュートリアルもついているようなので、 タッチタイピング初心者でも大丈夫そうだ。 また、私がやって見た限り、ローマ字以外で入力する必要があるのは、 「-」と「!」だけだったから、JISキーボードも英語キーボードも関係ない。 そういうところもきちんと考えられているようだ。

うーん、これぞツボにはまったゲームである。欲しい。 だが、これのためにドリームキャストを買うのもなんだなぁ。 って言うか、PS2を買ったばかりだというのに、 また新たにゲーム機を買うなんて、到底、御主人様(仮名)に許して貰える訳がない。 確かセガは PC用のソフトも開発していたと思ったのだがそちらで出ないかなぁ。 間違いなく買うのに。

ということで、良く調べたら、このゲームはゲームセンターにも置いてあるらしい。 って言うか、もともとはゲームセンターで流行って、 ドリームキャストに移植されたそうな。しかし、 ゲームセンターでキーボードをバチバチ打っている姿というのも、 何とも情けない気がするのだ。まぁ、一般的に、 特殊コントローラを用いたゲームって言うのは傍から見てて情けないんだけどね。

うー。それでもいいから、やってみたいのだ。


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Last modified: Sat Oct 27 21:46:48 LDT 2001
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