2000年9月前半の「がまんしましょう。」


00.09.01,Friメールを開いてみる。
00.09.02,Sat6年前と同じ曲を演奏してみる。
00.09.03,Sun焼豚を作ってみる。
00.09.04,Monタマをみる。
00.09.05,Tue美味しいラーメンを食ってみる。
00.09.06,Wedヒトケのない職場でびっくりしてみる。
00.09.07,Thu雨の夜空を見上げてみる。
00.09.08,Fri久留米ラーメンを食ってみる。
00.09.09,Sat月夜野で渋滞にハマってみる。
00.09.10,Sun緑のゲレンデをみる。
00.09.11,MonGOに感化されてみる。
00.09.14,Thuいまいちのラーメンを食ってみる。
00.09.15,Friその成長ぶりに目をみはってみる。

00.09.01,Fri 「メールを開いてみる。」

あ。

っと言う間に、9月になってしまったのだ。

「今年は仕事がきつかったと言うのもあって、前半は過ぎるのが早かったなぁ」 などと感慨に浸たりながら、のんびりと仕事をしていたのだ。 8月前半まであまりにも忙しかった反動で、 現在はのんべんだらりと仕事をする癖がついてしまった。 つくづくダメな奴である。などと、 やっぱりと改善するつもりもなくのんびりと仕事をしていたら、メールが1通届いた。

うぎゃ。

読んでみると、8月で終った筈の仕事がゾンビのように甦ってしまったのだ。 これで11月までは忙しいのが決定。

メール1通で翻弄される私の日常。


00.09.02,Sat 「6年前と同じ曲を演奏してみる。」

練習である。

ラピュタンの演奏会も、 もう本番まで2ヵ月を切り、本腰を入れてやっているのだ。 ヴァイオリン奏者のYさん宅で、チェロのIさんとの3人で練習。

ちなみに、「本腰を入れる」という慣用句には、 結構エッチな語源があるというのを聞いてから、 何だか人前で口にするのが憚られるように感じる私は、 まるっきりのスケベ人間である。 他にも、日常で当り前に使うがエッチな語源がある慣用句はあるのだが、 その言葉をうら若き女性が口にするのを聞いて、 ひそかにドキドキしているのはここだけの秘密である。

えーと、そんなことはどうでもよい。

6年前に、3人でカザルスホールで演奏した思い出の曲である。 こうして久しぶりにやってみると、 その時よりはるかにアンサンブルの経験値が高くなっているので、 合わせ易いことに気づく。 演奏しながら音楽が楽しめるレベルに到達しつつある。 もっとも、毎年演奏会を開いていれば当り前なのだが、 なんとも感慨深いモノである。 よく考えてみると、Iさんとは、もう9年間も一緒に演奏している。 私の人生のうち、こんなに長い間、 音楽を一緒に奏で続けている友人は彼だけである。

こういう仲間は一生大切にしたいものなのだ。


00.09.03,Sun 「焼豚を作ってみる。」

イキヨウヨウと家を出たのだ。

というのも、昨晩作った焼豚(正確には煮豚)がうまく出来たのだ。 今日は大学時代のサークルの先輩Mさん宅で、 中華料理パーティーが開催されたからだ。

焼豚(正確には煮豚)の作り方:

  1. 1kg程度の豚の肩ロースを買って来る。
  2. 凧糸で縛る(ちょっぴり興奮?)。
  3. 竹串でさして穴をあける(残忍な気分になってみる)。
  4. 醤油などをブレンドした合わせ調味料、八角、切った長葱をビニール 袋に入れて、つける
  5. 半日後に豚だけ取り出し、拭く(そろそろ愛情が芽生える)。
  6. まんべんなく焼き目がつくよう、中華鍋で焼く。
  7. 合わせ調味料や八角、長葱と一緒に中華鍋に入れ、水を1カップ追加する。
  8. 煮立たせて、アクを取る。
  9. 中火で1時間ほど煮る。
というわけで焼豚(正確には煮豚)の完成。 手をかけただけあって、美味しい。満足である。

で、そのパーティーの帰り道。

なんと車のガスがなくなってしまったのだ。 えーと、走っていればいずれガスがなくなるのは当然なのだが、 ガソリンスタンドに寄るのが面倒臭くて、放置して走っていたからだ。

まだ大丈夫だろうと思っていたのだが、 角を曲がると「がっくんがっくん」言うようになってしまった。 どうも角を曲がる際の横Gの影響で、ガソリンが寄ってしまい、 ガソリンポンプがうまく吸えないようなのだ。 ということで、角を曲がるたびに「がっくんがっくん」。 車って、ガス欠になると本当に「がっくんがっくん」いうんだなぁ。 何事も経験である。

ちなみに、同乗していた御主人様(仮名)に、 「ガス欠なんてカッコ悪いし、心臓にも悪い」とこっぴどく叱られたのだ。

とほほのほ。


00.09.04,Mon 「タマをみる。」

タマタマを見てしまったのだ。 見てしまったばかりか、手に入れてしまったのだ。

なんだか意味不明である。すまん。ちなみに、「タマタマ」と読んで、 男性の最も大事な部位のことを連想した人は立派な変態である。

えーと、そんな下らないボケはほっておいて、現在、話題沸騰の新500円タマである。 話題沸騰なんて全然していないと言う気もするが、気にしてはいけない。 夕食後に会計をしたらお釣りで貰ったのだ。 なんだか普段見慣れた500円タマと違うので、

「すわ! まだ出回っているのか、偽物500円玉めがっ。」

と色めき立って良く観察したら、新500円タマだった。 実物を見るのは初めてである。 ということで、珍しいので使わないで取っておくことに決めた。

その後、マンガ雑誌をコンビニで買い物。 その時、先程の新500円タマ以外には小銭を持ち合わせていなかったので、 しかたなく1000円札を出した。そうしたら、 お釣りとしてまた新たに新500円タマを貰ったのだ。

おおっ、今日は何とついているんだろう、と悦に入る。 30歳にもなって、何とも単純な奴である。

だが、良く考えてみると、500円タマは自販機でも使えないし、 そもそも2枚持っていても仕方がない。

って言うか、「玉」を「タマ」と表記するなよ。


00.09.05,Tue 「美味しいラーメンを食ってみる。」

ちょっと早めに帰る。

やることは山程あって忙しいのは忙しいのだが、 「切羽詰まっている」という状態ではないからな。 えーと、とりあえず今のうちは。 それに、御主人様(仮名)は今夜は所用があって居ないのだ。 ということは、夕食は自分で作るかどこかで済ませなければならない。

なので、ラーメンである。実は、 以前の健康診断で、 血液中の中性脂肪が前回と比べて増えたのが、御主人様(仮名)にバレてしまい、 「ラーメン禁止令」が発令されていたのだが、この際、気にしない。

というのも、以前から、 「とらさん」でも話題になっていた、 立川にある『鏡花』という6月開店のラーメン屋に行きたかったのだ。 「今までのラーメンとは異なる新しいスタイルのラーメン」という触れ込みで、 『王様のブランチ』などでも紹介されたらしい。 脳味噌がちぢれ麺で構成されている私としては、行かない訳にはイカナイのだ。

立川駅から歩いて10分程度。あったあった。 外からは中の様子を窺うことはできない。んで、中に入ると。

なんじゃこりゃあ。

鳥の鳴き声と川のせせらぎの音が流れ、間接照明バリバリの、 まるでショットバー、もしくは高級和食料理店の様な雰囲気である。 隙がまったくない。なんだか居心地が悪いのだ。

ラーメンは実に美味しかったのだが、「居心地の悪いラーメン屋」ってのも、 考えモノのような気がするのだ。

鏡花(立川) 期間限定鏡花そば


00.09.07,Thu 「雨の夜空を見上げてみる。」

雨の夜なのに、空が明るい。

横田の滑走路を見守る照明が、数キロ離れた僕の街へと届くのだ。

その照明の向こうには、アメリカがある。

このままでは駄目になると、自分に言い聞かせる。

かわる勇気もない癖に。


00.09.06,Wed 「ヒトケのない職場でびっくりしてみる。」

のんべんだらりと仕事をしていたのだ。

もう周りもほとんど居ない20時過ぎである。 「ノー残業デー」だかなんだか知らないが、 毎週水曜日と金曜日は仕事が比較的楽な状態の人はさっさと帰ってしまうのである。 もちろん、私のような全然楽な状態じゃない人間は、仕事をしている。って言うか、 最近何だか自分が非常に要領の悪い人間なんじゃないかと思えて来ているのだが、 まぁ、そんなことはどうでもよい。

静かである。終夜送電のマシンのファンの音しか聴こえない。

静かである。私のキーボードを叩く音がヤケに大きく響く。

静かである。これだけ静かだと、集中できる。

がしゃ。

わあ。

イキナリ、フロア中の南側の窓のブラインドが一斉に向きを変えたのだ。

誰も居ないのに。

と言っても、超現象と言う訳ではない。 私が職場は、昨年建ったばかりのハイテクビルの5階にあり、20時過ぎになると、 自動的でブラインドの向きが一斉に変るように設定されているらしいだけなのだ。 ちなみに、朝も同様に逆方向に向きを変えているそうである。

もうこの建物で仕事するようになって結構経つが、 いつまで経っても、こればっかりは慣れないなぁ。 やっぱりヒトケのない所で、イキナリ「がしゃ」っとやられたら、 びっくりしてしまうのだ。

と言う訳で、私は、いつも20時頃になるとそわそわしてしまう小心者なのである。


00.09.08,Fri 「久留米ラーメンを食ってみる。」

職場の先輩で、焼き鳥が大好きな九州男児、Fさんと、 久しぶりに最寄り駅の近くの焼鳥屋で呑んだのだ。

で、その席で、 私が最近発見した「 久留米ラーメン」を食べさせてくれる店の話をしたのだ。

そう。九州の久留米である。東京の東久留米ではなく、本物の久留米である。 えーと、東久留米が偽物という訳ではないが。

そのラーメン屋で出すラーメンは、九州に多く見られる豚骨スープに、 少しちぢれた中位の太さの麺で、博多の細麺とは趣が異なるが、 25年前の久留米の味を守り続けているそうである。 ちなみに、スープはぎとぎとしておらず、コクがありながら、 最後まで抵抗なく飲めるぐらいさっぱりとしている。

当然、東京で食した九州ラーメンで「納得したことがない」というFさんは、 物凄く興味を示した。彼が食べて育った博多の 「しばらく」のラーメンは、 細くて硬い麺にさっぱりとした豚骨スープ。 彼曰く、東京の九州ラーメンは、一般的に麺が太い上に茹で過ぎの感があるし、 豚骨スープも脂っこ過ぎる場合が多すぎるそうだ。

と言う訳で、ビールジョッキ2杯に、無数の焼き鳥を、御飯を丼一杯、 お茶漬けを一杯を、お腹に収めたFさんは、 仕上げとしてそのラーメン屋に行くと決心したのだ。 普通だったらこの様な状態では「行かない」って決心すると思うんだが、 納得できるラーメンを追い求めているFさんは、 いてもたってもいられなくなったらしい。

当然、場所を唯一知っている私も付き合わされる羽目になる。 と言う訳で、私もお腹一杯の状態だと言うのに、ラーメンを食ったのだ。 く、苦しい。

ちなみに、このラーメンを食ったFさんの感想は、「スープは完璧」だった。 「東京で初めて故郷のラーメン屋と同じスープが飲めた」と喜んでいたのだ。 しかし、麺は細麺でないのが気に入らないらしい。

Fさんが満足するのはいつの日か。 博多ラーメン探究の道のりはまだまだ長い。

九州ラーメンいし(小川) ラーメン


00.09.09,Sat 「月夜野で渋滞にハマってみる。」

雨混じりの天気の月夜野で涙目になっていたのだ。

というのも、御主人様(仮名)の両親と兄弟家族全員での1泊2日の旅行があったのだ。 目的地は群馬県は水上温泉である。 総勢10名だと、ちょっとした団体旅行気分が味わえる。 もっとも、特別にバスをチャーターしたとかそういう訳ではなく、 車3台で分乗しただけなのだが。

だが、よりによって、こういう時に限って天は味方をしない。 何が起きたかと言うと、連日の大雨の影響で地盤が緩み、 関越自動車道は土砂で見事に埋まってしまったらしいのだ。 しかも、水上ICとその手前の月夜野ICの間である。 時速100kmで走っても、高々15分程度の距離である。

交通情報では、月夜野ICでは渋滞10kmだという。 その渋滞にハマるのも何だか嫌なので、 さらにその一つ手前の沼田ICで降りることにしたのだが、 そのICで降りるのにも2kmの渋滞。高速を降りるとさすがに道は空いており、 月夜野までは早くついたのだが、また月夜野で高速を降りた車の渋滞にハマる。 というのも、迂回路である国道17号でも土砂崩れが起きており、 片側車線しか通れないために、大渋滞が発生していたのだ。 予定では昼前には現地に着く筈だったのが、結局たどり着いたのは16:00。

何だか渋滞にハマりに行くために旅行に行ったようなモノだったのだ。 がっくり。


00.09.10,Sun 「緑のゲレンデをみる。」

御主人様(仮名)の実家家族の朝はめちゃくちゃ早い。

何と、家族のほとんどが5時に起床しているのである。 それに引き替え、我々夫婦は7:30の朝食ぎりぎりまで寝ていた。 「いつまで寝てるんだよ」という雰囲気である。 「そ、そんな事言ったって、これでも普段より早いんで」 なんて口答えも許されない感じである。 って、私が勝手に思っているだけである。 被害妄想もいい加減するべきである。

昨日の少々ぐずついた天気とは一転、快晴。

と言うことは、水上まで来たのだから、谷川岳には登らねばなるまい。 もちろん、歩いて登る訳ではなく、ロープウェイに乗る。 爽やかな風に吹かれて、緑の天神平スキー場を見渡す。

冬にもスキーをしに来たいなぁ。


00.09.11,Mon 「GOに感化されてみる。」

我が家ではジワジワとGOが勢力を伸ばしつつあるのだ。

「GO」なんて書くと何だか意味不明でカッコいいが、何のことはない、 郷ひろみのコトである。それに、「我が家」と言っても構成人員が、 御主人様(仮名)と私であるから、大した話ではないのだが。 とにかく、御主人様(仮名)の中では郷ひろみがブームになっているらしいのだ。

別に、彼女が郷ひろみのファンクラブに入会したとか、そういう状態ではない。 どうも、あのお祭り的な雰囲気が好きらしい。 好きと言っても、テレビで良く見る「江戸っ子で祭好き」と言うのではなく、 なんとなく非日常的なウキウキした感じが好みらしい。

確かに彼女の言動を振り返ってみると、昨年からその兆候はあった。 家事をしていて火傷しそうになると、 「あ〜ち〜ち〜あ〜ち〜」などとGoldfinger99を歌い始める。 テレビに出演している郷をみて、「ヒロミィ、ゴウ!」などと叫ぶ。 カラオケで「りんご殺人事件」などを歌う。 ダイハツ自動車のCMを、終るまで凝視する。

かなり誇張している部分はあるが、ま、とにかく、 そういう人と一緒に生活をしていると、当然私も感化されてくる。 今日など、会社で上司に間違いを指摘されて、 思わず「ゴメン、な〜か〜ぁったことぉにしてぇ」と、 郷ひろみの声が頭の中で響き渡ってしまったぐらいだ。

おそるべし、ヒロミ・ゴウ。


00.09.12,Tue 「ちょっと食ってみる。」

へへ。

どんでんかん(東小金井) ラーメン


00.09.14,Thu 「いまいちのラーメンを食ってみる。」

都立家政にある、ある博多ラーメン屋を訪れたのだ。

というのも、飽くなき博多ラーメン探究者であるFさんをけしかけ、 東京116軒もある「博多ラーメン」の店を全制覇することにしたのだ。 生粋の博多っ子であるFさんは、今まで、 東京で満足するラーメン(基準は博多の 「しばらく」)を食べたことがないらしい。

午後7時だと言うのに、店には客が居らず、 店長らしき人がサッカー(日本対南アフリカ)を観戦していただけである。

しかも、店に入ると臭い。良くある豚骨臭さではない。 何だか腐ったような臭いである。 間違えてスープの火を停めてしまったんじゃないか? と勘ぐってしまう臭さ。

出て来たラーメンも胡椒が効きすぎ。博多ラーメンて、胡椒入れたっけ? 胡椒を沢山入れて、スープの腐った臭いを隠そうとしていないかぁ?

にもかかわらず、Fさんは、結局替玉を2つ。

えーと、結局、麺が細けりゃ何でもいいんですか?

○○(都立家政) ラーメン


00.09.15,Fri 「その成長ぶりに目をみはってみる。」

実家で目覚めたのだ。

というのも、母が単身赴任中の父のマンションに泊りに行ったからである。 つまり、家を空けているのである。 何で母が家を空けているのに私が泊りに行ったかと言うと、 こいつの所為である。

かなりデカくなって来たのだ。1週間のうちに、1kgぐらい増えている。

小さい身体の癖して、結構食うからなぁ。


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Last modified: Sat Oct 27 22:08:30 LDT 2001
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