00.12.16,Sat | ぐったりしてみる。 |
00.12.17,Sun | ちょっと後悔してみる。 |
00.12.18,Mon | 「やまとなでしこ」の最終回をみる。 |
00.12.19,Tue | ヤマンバをみる。 |
00.12.20,Wed | 立て続けにラーメンを食ってみる。 |
00.12.23,Sat | ニョッキのもとをくっつけてみる。 |
00.12.24,Sun | ローストチキンを焼いてみる。 |
00.12.25,Mon | 触れてみる。 |
00.12.26,Tue | また触れてみる。 |
00.12.28,Thu | 仕事を納めてみる。 |
00.12.29,Fri | とうとう終えてみる。 |
00.12.31,Sun | ゲリプロとは何か考えてみる。 |
昨日(というか今日)は何だかんだで、帰宅が午前3時だったのだ。
だから、昨日の日記の続きなのだ。 ちなみに、私個人は車と言う移動手段があったので、 始発が動き始めるまで帰ることのできない人達を、 カラオケボックスに放置したまま帰った。 これだけだと、私が「あんまりな仕打ち」をしたかのように読めるが、 実はそうでもない。あんまり心が痛まない。
というのも、もうノリノリであったのだ。 もちろん、部屋の奥でぐったりしている人もいたことは居たのだが、 おそるべきは、今だ元気にノリまくっている人達である。 このカラオケは3次会であるからして、今だノリノリで居られると言うことは、 かなりの体力があるに違いない。
かなりの堅物だと思っていた人も踊っていた。 えーと、歌いながら踊ること自体は特筆すべきことではないのだが、 彼の場合は普通ではない。ぴょんぴょん飛び跳ねてながら、 合間に「ほぅ!」などと奇声を発しているのだ。そうしたら、 他の元気な人もそれに感化されて、奇声を発しながらぴょんぴょんぴょんぴょん。
えーと、私の周りがこういう人達ばかりなのは何故?
大勝軒(一橋学園)チャーシューメン 玉子入り
嗚呼、またやってしまったのだ。
時系列に沿って系統立てて書こう。
家の近所の老人施設でのクリスマスコンサートで演奏したのだ。 クリスマスソングばかりやったので、 ノリが悪いのではないかと個人的に予測していたのだが、大喜びしてもらえた。 笑顔を見ながら演奏すること程、嬉しいモノはない。
演奏会をやったら、飲むのは当り前である。 美味しくビールを飲むために演奏会をすると言っても過言ではない。 そのまますんなり近所の中華料理居酒屋で宴会。
ひとしきり食った後は、家に来てもらい、更に酒盛を開始。 そう。先日購入した『黒龍』である。 この酒は非常に飲みやすく、するすると入ってしまう。 「明日は月曜日」と言うことをすっかり忘れたかのような呑み方である。
するする。するするするする。
ということで、いとも簡単に潰れてしまったのだ。 というか、自分が潰れた様子なんて分かる訳ないのだから、 「いとも簡単に潰れてしまったようなのだ」が正しいか。 我にかえると、一人でコタツで寝ている自分を発見したのだ。 客は既に帰宅してしまったようだ。 御主人様(仮名)の視線が非常に冷たいのは気のせいではなかろう。 すまん、御主人様(仮名)。
って言うか、そんなこと以前に、この猛烈な吐き気を何とかせねばなるまい。
おえ。
家に帰ると、テレビでドラマをやっていたのだ。
そう。かなりの高視聴率を誇っているらしい 「やまとなでしこ」というドラマである。どうやら今日が最終回らしい。 個人的には御都合主義なストーリーが気になるが、 そもそも御都合主義だからこそドラマが成立するのだから、 それはそれでよい。普段、あまり熱心に連続ドラマを観ないのだが、 このドラマに関しては異例で4回ぐらい観ている。 私にしては、これはかなり多い方だろう。
というのも、実は御主人様(仮名)が松嶋菜々子ファンなのである。 誤解を避けるために明記しておくが、御主人様(仮名)は女性である。 何故だか知らないが、この手のドラマ女優が昔から好きらしいのである。 中山美穂がテレビに映れば「みぽりぃ〜ん」とつぶやき、 松嶋菜々子が主演すれば「ななちゅわ〜ん」と叫ぶ。
確かに彼女は可愛い。それは認めよう。 だが、ほっぺたが「ぱつんぱつん」になっているのが、 個人的にはなんとなく気に食わない。 実は藤原紀香についても同じことが言えるが、 じっと眺めると、低年齢層の人達に絶大な人気を誇る 『あんぱんマン』を連想してしまうのは私だけだろうか。
って、おまえがそういうこと言うな。
ヤマンバを見たのだ。
そう。ちょっと前に渋谷近辺の一世を風靡した、 コントラストを調整してネガポジを反転したようなメークアップの人種である。 って、ヤマンバ自体はそれほど珍しいことでもないのだが、 そのヤマンバはちと違った。
職場の忘年会の会場に急ぐ私の前に現れたヤマンバは、 歩きながら、大きな声を出してケータイに向かって何やら話しかけていた。 って、歩きながら大きな声を出して空に向かって話しかけていたら、 相当おかしな風景なのだろうが、 ケータイに向かって話す分にはそれほど珍しいことでもなかったりもする。
問題は、その歩き方である。 というのも、彼女は松葉杖をつきながら歩いていたのだ。 左足はギプスに覆われている。たぶん厚底の靴を履いていて、不安定な足場の元、 足をぐきっとやって骨折してしまったのではないかと容易に想像できる。
おお、危ないあぶない。厚底なんて履くもんじゃない。って、私は男だっけ。
一風堂(吉祥寺)白丸元味
今日は御主人様(仮名)の最終勤務日。
だからという訳ではないのだが、またもやラーメンを腹一杯食った。
2日連続して食うと、さすがに胃腸にこたえるのだ。
長浜食堂(新井薬師)こってり長浜ラーメン(替玉、一口餃子)
明日の晩餐に向けてニョッキを仕込む。
そう。明日はクリスマス・イブである。 あまり家事をしない私ではあるが、たまには料理でもしてみようかと思うのである。 明日は明日で他の料理を仕込む必要があるので、 今日は事前にニョッキを作ってしまおうと言う算段である。 もう数回作っているので、比較的慣れてきたとは思うのだが、 「油断禁物男もキン持つ」である。
以前も書いたが、ニョッキを作るには、大まかに言うと、 蒸かしたジャガイモを細かくして小麦粉などと混ぜ合わせ、 それを細く伸ばして小さく切って仕込みは終了である。 後はそれをたっぷりのお湯で茹でて食すのである。 ジャガイモの代りに、カボチャやサツマイモを使用しても良い。
ここで、芋を細かくする作業には、 本来ならば野菜漉し器を使って処理するのだが、これが非常に面倒臭い。 モノグサな私は、そこでブレンダーでがーっと潰してしまうのである。 その所為だかは分からないのだが、芋が保有する水分でべちゃべちゃしている。 小麦粉を入れてこね始めるとねっちょりして来た。 こねると手にくっつき始めるのは当然であろう。
べちゃべちゃねちゃねちゃ。
嗚呼。手からとろうと更にこねたら、一層凄いことになってきたのだ。 打ち粉をした台の上に乗っているモノより、手にくっついている方が量が多い。 これではまるでゾンビのようである。
もうどうにもならないので、御主人様(仮名)に助けを求めるべく、声をかけたのだ。 そこで、「ん?」と振り向いた彼女にニョッキがべっとりついた両手を広げて、 ゾンビの真似をしてみる。
「あ゛ぁ〜」
「………」
「あ゛ぁ〜」
「………」
あまりの情けなさに、我ながら頭が痛くなって来た。
20世紀最後のクリスマスイブ、私は鶏と格闘していたのだ。
今夜の我が家の食卓のメインディッシュとなる鶏(ただし首無)である。 このブロイラー(ただし首無)は、昨日、某デパートの地下で購入したものである。 体重は1030g。
クリスマスといったら、鳥料理である。 やっぱりこういう時は「鳥の丸焼き」などが一番ポピュラーであろう。 えーと、厳密に言うとクリスマスには鶏じゃなくて七面鳥なのだが、 我が家には七面鳥がまるまる入るオーブンなぞある訳がないので、 鶏で我慢するのだ。常識的に考えて、 スーパーなどで出来合いのものを買ってくるのが楽なのだが、 何だか無性に鳥の丸焼きを作りたくなってしまったのだから仕方がない。 インターネットで検索すると、 かなり具体的なレシピが手に入ったので、それに基づいて作る事にした。
大量の水で鳥の内側と外側を良く洗浄。ペーパータオルで水分を拭き取る。 首のない鶏との触れ合い。何だか親近感が湧いて来た。愛情すら感じられる。 ということで、名前をつけてやることにした。
アルフレッド(ただし首無)である。
「アルフレッド(Alfred)」は多少言いにくいので、略して「アル(Al)」と呼ぼう。 パセリ、タマネギ、ベーコンと鳥レバーを炒め、パン粉と混ぜて詰めモノを作り、 アルのお尻からギュウギュウと詰め込んでやる。ぎゅうぎゅう。 おお、何だか中身を詰め込んだら立派になって来たぞ。首はないが立派な体格。 これでこそアルである。まさしくアルべき姿。
えーと、つまらない駄洒落はさておき、 結果としてできたチキンは意外と美味しかったのだ。 こんな面倒臭いことをまた来年もやるかどうかはともかく。
午後は休みをとった。
吹きすさぶ風の中、ふと気を緩めると異国かと錯覚してしまう街を僕は歩いていた。
教会の前で、フクちゃんと待ち合わせ。
工房で、昨年作ってもらった楽器の調整と新たな楽器の注文をする。
小さなストーブの前でパコ=デ・ルシアとフラメンコのビデオを肴に、 スペイン産のワイン。
まだまだ世の中には僕の知らない素晴らしいものがたくさんある。
星の綺麗な底冷えのする夜だった。
青葉(中野)特製ラーメン
お゛ーーーーーーーーーっ。
と、のっけから激しいシャウトで始まったのだ。 職場の後輩、T君のお勧めCDである。何だか、 そのままストレートでゲロを吐いてしまいそうな勢いである。
ちなみに、T君はスキー大好き男である。 どれぐらい好きかと言うと、冬は何回ゲレンデですべるかに命をかけ、 それ以外の季節はトレーニングでバーベルを上げたりして 冬に備えているというぐらい。サッカーフリークのMちゃんと言い、 何故私の後輩は徹底的にコダワリを持つ人達ばかりなのか いささか不思議なのだが、そんなことはどうでもよい。
そんな彼は音楽にもコダワリがある。いわゆるヘヴィメタル。 今回借りたのは、その中でも「デスメタル」と呼ばれるジャンルのモノらしい。 彼によると、デスメタルとは歪んだ声でシャウトし続けるのが特徴らしい。 私にしてみれば、「歪んだ声」というよりかは ウケねらいで胃液が逆流しそうな咆哮で叫んでいるようにしか聞こえないのだが、 本人達は大まじめでやっているらしい。 聴けば聴くほどこちらが恥ずかしくなってしまう。
が、3回、4回と繰り返し聴き続けると結構慣れてきた。 人間の順応性の高さに末恐ろしくなる瞬間である。
仕事納めと言っても、普段とさして変わらないのだ。
帰りに焼き鳥屋に寄って、ラーメンを食って寝る。
うーむ。来る21世紀もこんな感じで過ぎていく気がするのだ。
いし(小川)ラーメン
ようやく終わったのだ。
来る新世紀に向けて、心残りがあってはならない。 そう。8月下旬に購入したファイナルファンタジーである。 ここ半月ほど、ずっとラストダンジョンで経験値をしこしこと貯めて、 ラストボスに備えていたのだ。
機は熟した。今日こそラストボスを倒すのだ。
ちなみに、読者の皆さんはご存知かとは思うが、 ファイナルファンタジーと言ってもFF9ではなく、8の方である。 『新世紀』などと振りかぶっておきながら、古いゲームをやっているところが、 なんともみっともない。
こんな私に本当に新世紀はくるのか。 冷ややかな御主人様(仮名)のまなざしを感じながらふと思ったりするのだ。
と、見つけたのが上の張り札である。
「ゲリプロ会場?」
なんだそれは。ゲリ? げり? 下痢?
なんだか想像しただけでおぞましい。古今東西の下痢のエキスパートが集い、 プロレスの技のように自分達の下痢を競い合う。 もちろん、技は、飛び下痢、まわし下痢など。
などと、20世紀最後の日に、こんなくだらない想像をしている自分の来世紀は、 やっぱり暗いのだ。