2000年6月後半の「がまんしましょう。」


00.06.16,Friまっすぐ歩けない。
00.06.17,Sat片頬だけなってみる。
00.06.18,Sun中華料理屋で騒いでみる。
00.06.19,Mon練習に遅刻してみる。
00.06.20,Tue最後の練習をしてみる。
00.06.21,Wedトイレで困ってみる。
00.06.22,Thuタクシーで帰宅してみる。
00.06.23,Fri楽器をさらってみる。
00.06.24,Sat自分の演奏を録音してみる。
00.06.25,Sunポポロを終らせてみる。
00.06.26,Mon仕事の量に呆然としてみる。
00.06.27,Tue夜の弁当を食ってみる。
00.06.28,Wedまたもや終電に乗ってみる。
00.06.29,Thu抜き足差し足してみる。
00.06.30,Fri久々に盛り場をふらっとしてみる。

00.06.16,Fri 「まっすぐ歩けない。」

終電で帰宅。

火曜の練習や、水曜のラピュタンの打ち合せで、 仕事が出来なかった分の、しわ寄せがきてるなぁ。

駅から自宅までの道のり、酒も飲んでいないのに、まっすぐ歩けない自分に愕然。


00.06.17,Sat 「片頬だけなってみる。」

嗚呼、シシドなのだ。

「シンド」ではない。確かに、公私ともに異様に忙しくてシンドイのだが、 それとは字が一文字違う。 CMで「ファイトいっぱぁつ!」などと叫んでいる日焼けニーチャンの親父の、 宍戸錠のことである。そう、下ぶくれのヒト。

実は先日より、御主人様(仮名)の右下の親知らずが炎症を起こしてしまい、 歯医者に「抜くぞ」と宣告されてしまったのだ。

奇遇なことに、 近しくさせてもらっている uttieさんは、 ついこの間同じ歯を抜いたばかりである。 それで、先日お宅に 夫婦でお邪魔した時に、その模様を聞かせてくれたのだ。 『どんな感触だったか』、『どれだけ痛かったか』、 『歯医者が何をしたか』、『歯医者がなんて言ったか』などを、 それはそれは必要以上に詳細に説明してくれたのだ。 関係の無い私まで何だか歯のグアイが悪くなってくるぐらいの臨場感である。 その時既に歯を抜くことが決定していた彼女は、 当然、その話を聞いて恐れおののいてしまった。 案外uttieさんて、いぢわるなのか?

まぁ、それはともかく、私が床屋に行っている間に、 彼女は歯医者で抜歯してもらったのだ。 終了後に彼女から電話を貰い、迎えに行く。 で、顔が片頬だけ、まるで宍戸錠の様だったのだ。 彼はワザと棉を詰めてそういう顔にしていると言う話だが、彼女の場合は天然である。 天然シシド。しかも麻酔で痺れていて、マトモに喋れないらしい。 見ていて可哀想なぐらい腫れている。

と、思いながら見ていたら、口の端からヨダレがだらぁと垂れた。

まだ、麻酔が効いていて、口の筋肉が言うことを聞かないのね。


00.06.18,Sun 「中華料理屋で騒いでみる。」

忙しかったので、覚え書きのみ記述する。

13:00より6/24の本番に向けての練習。 G.P.Telemann e-mollとC.P.E.Bach a-mollは入念に練習できた。

練習後、M子さんの軽に乗ってメンバーの皆で移動し、 夕食を近所の万豚記という中華料理屋で食す。

わあわあとニギヤカな人達。


00.06.19,Mon 「練習に遅刻してみる。」

公私共に殺人的に忙しいので、覚え書きのみ記述。

昨日に続き、今日もM子さん宅で練習。

ぎりぎりまで仕事をしたおかげで、19:00からの練習に遅刻。

みんな、すまん。


00.06.20,Tue 「最後の練習をしてみる。」

公私共に殺人的に忙しいので、覚え書きのみ記述。

昨日に続き、6/24の本番に向けて最後の練習。

さすがに、3日連続になると面子の顔も見飽きてくる。

今日は気分を変えて、久我山のAさん宅で練習だったのだが、のっけから道に迷う。 しくしく。

アンコールの練習から開始。面白いモノになりそうだ。

駅前のドトールで最後の打ち合せ。

帰宅して、どっと出る疲労感。とりあえず生きているような状態。


00.06.21,Wed 「トイレで困ってみる。」

相変わらず終電で帰宅するぐらい仕事がテンパっているので、覚え書きのみ記述。

というようなパターンを4回も使用すると、書いている方も飽きてしまうので、 忙しいながらもちょっと書いてみることとするのだ。

というのも、昼前に何だかお腹の具合が悪くなってしまったのである。 今朝はしっかりウンチョを出してから出社したので、本来ならばそんな筈はない。 ということで、少々お下劣な話なので、そういうのがダメな方は、 これ以上は読み進めない方が良いだろう。

えーと、とにかく、どうしても出したくて出したくてたまらなくなってしまった。 就業時間内ではあるが、ここまで緊急を要するのならば、仕方がないだろう。 ということで、トイレに駆け込みんで一番手前の個室に入り、無事コトを済ませた。 そして、この汚らわしいモノを流すべくレバーをひいたのだ。

えーと、さっきまで自分の腹の中にためておきながら、 出たら出たで『汚らわしい』なんて、甚だウンチョに失礼な気もするが、 そんなことはどうでもよい。問題はここで起きた。

かたん。ちゃぱ。
普段なら「ざっばぁー」などと音を立てて流れるべきなのだが、 水量がなくて流れないのだ。明らかに故障である。 しかも、「ちゃぱ」のおかげで柔らか目のウンチョの形が崩れて来て、 何だか『汚らわしい』モノが、『ますます汚らわしく』なってしまっている。

仕方がないので、流すための水を貯める水槽のフタを開けて中をのぞき込んだ。 当然、その中には水は貯っていない。トイレの水槽は、 空の状態だと水が注ぎ入れられて、満水状態で止まる仕組みになっているのだが、 注ぎ込まれている水量が異様に少ないのである。「ちょろちょろ」と言った感じ。 このまま眺めていても、満水に達するまでには1時間ぐらいかかりそうである。

ということで、私はここで重大な決断をしたのだ。水槽の蓋を戻し、 トイレの蓋をして汚らわしいモノが見えない様な状態にして、 人が居ないのを確認して「さささー」とトイレを出たのだ。

その後、蓋を開けた人、ゴメンナサイ。


00.06.22,Thu 「タクシーで帰宅してみる。」

何故。

君は何故黙って行ってしまったのか。

深夜の駅のプラットホーム。

確かに僕が少し至らなかったのかもしれない。

だが、もはや失った時間を取り戻すことはできない。

斜めに降る雨に打たれながら立ちつくすだけ。







えーと、終電を逃したと言うだけの話なんだけどね。 途中の駅までは行く電車には、かろうじて乗れたので、結局タクシーで帰宅。

しくしく。


00.06.23,Fri 「楽器をさらってみる。」

休みをとった。

楽器をさらいまくったので、ちょっと腱鞘炎ぎみ。

明日は本当に大丈夫なんだろうか。


00.06.24,Sat 「自分の演奏を録音してみる。」

朝起きて気づいてしまったのだ。

何だか唐突にはじめてしまったが、えーと、東京オペラシティでの 演奏会の本番である。 江崎君と電話していて急に企画することになって、はや半年。 「思えば遠くへ来たもんだ」なんて感慨に耽っている場合ではない。 練習を開始したのは、たったの1週間前である。やばいよなぁ。

と、言っても気づいたのはそんなことではない。大体、 「練習が足りない」なんて当日の朝に気づくなよ、と言う感じである。 もっとも、普通ならもっと差し迫った状況で気づくことが多いんだけどね。 舞台の上でとか。

えーと、話を戻そう。以前、 ネットオークションで御主人様(仮名)にDATを落札して こっぴどく叱られたことは私の記憶に新しいが、 大切なものを忘れていたことに気づいたのだ。

録音するためのマイクがない。

ということで、御主人様(仮名)にお許しを得て、 行きがけに新宿の西口界隈の安売り電気店に足を伸ばしたのだ。 マイクと言うモノは、値段に比例して音質がかなり低下するので、 これはケチってはならない。結局、2万円もする モノを購入してしまった。

14:00からの1回目の演奏会は無事録音できたようだ。 大枚はたいて購入しただけあって、なかなか音質も良い。えっへん。

18:00からの2回目の開演までに、何か食って、 滋養強壮剤でも仕込んで2回目に備えなければならない。 本来ならば2時間あった筈なのだが、あっと言う間に終了。 気分が切り替わる暇もない。 何とか2回目も無事終了し、地下の飲み屋で打ち上げをして、 結局へとへとの状態で23:00頃帰宅。

「さぁ聴くぞ」と2回目のテープを入れて再生をしたのだが、 聴けども聴けども音楽が始まる気配がしない。 音量を上げても「サー」と音がするだけである。 どうやら、2回目はマイクのスイッチを入れ忘れてしまったらしい。

何だか、こんな古典的なオチがついてしまう自分に、 鉄鎚を食らわしたくなる一瞬である。


00.06.25,Sun 「ポポロを終らせてみる。」

練習である。

昨日、人前で吹き続けた時間はおよそ3時間。 その前にステージリハがあったので、もっと吹いている筈。 もう楽譜も見たくないし楽器も触りたくない状態なのに、練習なのだ。 いや、長時間吹くこと自体は全然問題ないんだけど、 極限まで集中して演奏すると翌日がっくりと疲れがくるのだ。 翌日に楽器を触りたくなる筈がない。

だが、今日の練習の相手は恐い先輩方である。 最も年下である私が休んだりすることはできない。 仕方がないので、近所の市民センターで総選挙の投票をしてから、 すごすごと Oさん宅まで行って練習。案の定ボロボロだったのだが、本番は来週末。 長野はアンティークショップでの演奏会である。 なんだか週末も暇がなくて、とほほなのだ。

まぁ、なんとか練習を終えて帰宅したら、念願のゴロゴロである。

何だか暇さえあればゴロゴロばかりしているように見受けられるかも知れないが、 ゴロゴロすることは私の人生の第4番目の楽しみである。かなり優先順位が高い。 この楽しみを私から奪ったら、何も残らない。 えーと、ちなみに、1〜3番目が何であるかは秘密である。

こうしてゴロゴロしながら、 先日からやっているプレイステーション用のゲーム、 『ポポロクロイス物語』に着手。だんだん盛り上がってきているので、 「終りかな」と思ったら、案の定終りだったのだ。うーん、「涙がポポロ」。

そしたらキッチンで料理を作っていた御主人様(仮名)につっこまれてしまった。

「もしかして、うるうるキてる?」
は!

こうして「コントローラ握り締めたまま泣いているなんていう情けない姿」を、 ものの見事に目撃されてしまい、何とも居心地の悪い思いをしてしまったのだ。


00.06.26,Mon 「仕事の量に呆然としてみる。」

一昨日の演奏会の興奮も醒めやらぬまま、 今日からいつもどおり仕事である。

こうして、演奏家の殻をかなぐり捨てて、普通の人に戻るのだ。 なんていうと聞こえは良いが、仕事をしなけりゃ食ってけないし、 御主人様(仮名)にも愛想をつかされてしまうに違いないのだ。 っていうか、いつから「演奏家」になったんだよ。

相変わらず仕事はテンパっており、結局、終電で帰宅したのだ。 休んだところで誰か代わりに仕事をしてくれる訳ではないからなぁ。 これからしばらくは、悪い意味で浮世離れした生活を送る羽目になりそうなのだ。

しくしく。


00.06.27,Tue 「夜の弁当を食ってみる。」

夜の弁当である。

普通、弁当というのは昼に食うだろうから、 敢えて夜食用の弁当をこんな風にネーミングしてみたのだが、 何だかやらしい響きがするのは何故だろう。 「営み」という言葉に「夜の」と着けるとヤバい感じがするし、 「夜の〜」とつければ有名な「夜のお菓子ウナギパイ」だってある。

えーと、そんなことはサテオキ、連日帰宅が遅く、 あまりにもおかしな時間に私が夕食を食べているのに見兼ねて、 弁当を持たせてくれたのだ。確かに変な時間に食事を摂るのは身体に悪い。 それに、昨晩は帰宅が夜中だったにもかかわらず、 御主人様(仮名)は起き出して夕食の用意をしてくれたのだ。 もう平身低頭モノである。本当に申し訳ない。

ということで、夜食用の弁当を持たされたのだ。 だが、一日中ずっと忙しくて弁当を広げたのは22:30過ぎだった。 結局おかしな時間に食べているのが何とも虚しい。

嗚呼、来月の30歳健康診断が恐ろしいのだ。


00.06.28,Wed 「またもや終電に乗ってみる。」

私はあまり終電に乗るのが好きではない。

アセトアルデヒドと酢酸その他の混ざった臭いのする息を、 吹きかけられるのがタマラなく嫌なのだ。もっとも、 これは、自分が完璧にシラフな場合のみで、 酔っ払った状態の時は気にならないモンである。 そもそも、酔っ払っていれば自分がその臭いの元になっている訳だから、 何とも自分勝手な言い草なのだが、そういう細かいことは気にしてはならない。

えーと、それはさておき、今日の終電はいつもと勝手が違ったのだ。

乗ってすぐにドスの効いた関西弁が聞こえて来た。どうやら、 酔っ払ったオヤヂが、携帯電話でメールを打っていた若い女性に絡んでいるようだ。 携帯電話でメールを打つのは周りの迷惑なんだそうだ。

打つ事自体はあんまり迷惑ではないと思うんだけどなぁ。もっとも、 それを発信すると、20cmの距離内にいるペースメーカ着用者に 迷惑がかかる可能性はあるけど。などと、ぼんやり考えながら横目で眺めていたら、 その女性の隣に立っていたスーツ姿の若い男性が仲裁に入った。

オヤヂはそれも面白くなかったらしく、事はどんどん大きくなっていく。 横目で観察していると、周りの乗客を巻き込んで怒鳴りはじめた。 そして、駅に電車が止まると、

「下りろこらぁ!」
とその仲裁に入った男性の襟首を掴んで、ホームに引きずり下ろしたのだ。 あらあら。既にテンションの高くなった周りの男性乗客も一緒に降り、 そのオヤヂを押え込んだ。もう花園の高校生ラガーも真っ青になる勢いである。 皆で折り重なるようにして、オヤヂを押え込み、
「駅員さん、早く!」
などと大声を上げた。当然、電車はしばらく発車しない。 嗚呼、帰宅が遅れてしまうではないか。

そこで、横で真っ赤っかな顔をして、虚ろな目をしながら、 ぐにゃぐにゃと立っていた酔っ払いがつぶやいた。

「あーあ、ああ言うのイヤになっちゃうよねん。」

えーと、さっきから気になっていたんですが、私はあなたもイヤです。


00.06.29,Thu 「抜き足差し足してみる。」

嗚呼、またやってしまった。

終電に乗り遅れてしまったのだ。仕方がないので、 途中の駅からタクシーで帰宅。 先週もやっちゃたんだよなぁ。 大体、帰る寸前にアメリカからメールが入ってしまったのがイケナイのだ。 先方は共同で研究をしている西海岸の会社である。 急を要する内容だったので、直ぐに返事を書いたので乗り過ごしてしまったのだ。 そうしたら、「ずいぶん遅くまでおるなぁ、いったいそっちは何時やねん」 といったメールが即座に帰ってきた。

まぁ、とにかくホウホウの体で帰宅したのだ。 そう言えば、御主人様(仮名)とももう2日ぐらい会話がない。 別に仲が悪いとか喧嘩をしているとかではなく、 微妙に生活時間帯がずれているため、 両方が同時に覚醒している状態で家に居ることがないのだ。

帰宅すると当然彼女は寝ている。 だから起こさないように抜き足差し足で移動するのである。 風呂に入るにも抜き足差し足。「さて、入ろう」と浴槽の蓋を開け、 桶を突っ込んでお湯を汲み、「ざばぁ」と肩からかけた。

ひ、ひぃ。

残念ながら汲んだのはお湯ではなくて、水であった。 どうやら彼女は風呂を沸かさずシャワーで済ませてしまったらしい。

こういう時は、どっかに一言書置きぐらいして貰いたいものなのだ。 とほほ。


00.06.30,Fri 「久々に盛り場をふらっとしてみる。」

月末なので勤務時間を改めてチェックした。 基本的にフレックス勤務形態なので、 月末にならないとどれだけ残業したのかよく分からないのだ。 50時間の残業時間に出血大サービス分が10時間。

何だか、この数字を見ていると、ちょっと仕事する気が萎えて来てしまったので、 山積する仕事を後目に、早めに切り上げて吉祥寺をふらっとした。 うーん、チビTシャツがまぶしい季節なのだ。

ビバ薄着の季節!

武蔵家(吉祥寺)のりラーメン 味濃め固め


|最近の「がまんしましょう」| 「がまんしましょう」一覧|

Last modified: Sat Oct 27 22:12:24 LDT 2001
Copyright (C) 2000 Yusuke Hiwasaki