1999年8月後半の「がまんしましょう。」


99.08.17,Tue

飲み会なのだ。まだ火曜と言うのに。 呼び出されてしまったのだ。まだ火曜と言うのに。

アルコールを飲むのは嫌いではない。一人で缶ビールを飲むことだってある。 だが、平日の飲み会となると話は別だ。 翌日は、ぼろぼろの状態のまま過ごしてしまうことが往々にしてあるからだ。

だが、どうも今回は主賓の一人として呼び出されたようなのだ。 吉祥寺は、「しるべえ」という地下の店である。入り口が真っ暗で、 お洒落な飲み屋がこんなところにあるようには、とても見えない。 近くにはEというラブホテルもあるため、イカガワしいことこの上ないのだ。 全くもって、隠れ家的な良い店なのだが、 金曜日にもなるとめちゃくちゃ混んでいてなかなか入れない。

それはトモカク、タダで飲めてしまったのだ。 でも、なんでタダで飲めたんだっけ? また忘れちまったい。いずれにせよ、明日はぼろぼろなんだろうなぁ。 しくしく。


99.08.18,Wed

シモキタである。別に「下が汚い」とかいう話題ではない。 東京でシモキタと言ったら、下北沢以外にはない。 とにかく、COQ(Calorie Over Quartet)の練習があったのだ。 来週の名古屋公演(というほどのモノでは断じてない)にむけて、練習だ。

実を言うと、シモキタにはあまり来たことがない。1,2回がイイところ。 この街に、全く明るくないのだ。オシャレ、ジャズ、演劇、ワカモノなどという 良いイメージが多い街だと伝え聞いているのだが、 井の頭線を途中下車するのは単に面倒くさいというだけで、 通過駅以上の扱いはしていない。

が、降りてみてガクゼンとした。 明らかに私はこの街の平均年齢を上回っているのだ。 いや、私だけでなく、COQのメンバー全員だ。 若かった頃に戻って、やり直したいと思ってしまったのだ(って何を?)。

ちなみに、COQが練習している曲は、 ベルトミューという近代フランスの作曲家の作品。 一昨年の日本フルートコンベンションのコンクール予選で吹いた曲。 だが、一名来なかったのだ。何かの行き違いがあったらしい。 まぁ、練習は明日もあるからいーけど。ベルトミューをちょっと練習して、 トリオの譜面で遊んだ。

久々にラーメンを食う。 Mという比較的有名な店(吉祥寺にも支店有り)だったが、 ここのスープは化調(化学調味料)たっぷり。どうも好きにはなれないなぁ。 餃子は美味しかったけどね。練習の後のビールは実にうまい。


99.08.19,Thu

また、シモキタなのだ。COQの練習が二日連続。 私のようなオヂサンは、ちと苦手と感じるかもしらん。 ただ、良く考えてみると、いつも徘徊している吉祥寺もワカモノの街なのだ。 店の種類も似たような感じだし。 なんでシモキタが苦手なのか、両者の違いを考えてみると、簡単だった。 シモキタは小さな面積に節操なくごちゃっと店が固まっているのだ。 吉祥寺は、どちらかというと街全体がほぼ碁盤目になっているから、 それほど頭を使わなくても済むのだ。つまり、私は頭が悪いのだ。 ええと、実は前から分かってたけど。

しかも、練習会場は昨日とは違うところなのだ。 で、指示通り駅から10分ぐらい歩いて見る。 「ガソリンスタンドを過ぎて、M井のリハウスがあったら、その近く」 とは言われていた。が、歩けど歩けどM井のリハウスはない。 2つめのガソリンスタンドを過ぎる。 ええと、いくらなんでも、こりは歩き過ぎだろうと心配になって電話。 果して、歩き過ぎだった。 M井のリハウスは2つめのガソリンスタンドまでの行程の約半分でしかなかった。 しくしく。

で、無事(?)ついて練習開始。1時間も吹いたところで、管理人が現れ、

「ここの集会場は楽器練習は禁止なんですよ。即刻練習をやめて下さい」
「んが」

ということで、練習もそこそこに楽器を片付け、 飲み会に突にゅ〜するCOQのメンバーであった。 単に飯を食って帰りゃいいだけなのに、なんで呑みになるかなぁ。 もう、ぼろぼろだよ、あたしゃ。ここんとこ、毎日アルコール注入してるぞ。

ちなみに、現在のマイブ〜ム(おかしな日本語だ)は、カサブタはがし。 先日負った擦り傷が、 直りかけてきて、実にかゆいのだ。そりを「ぴりぴり」と剥すのが気持い〜のだ。 カサブタはがしにこんなに生きがいを見出すなんて、20年ぶりぐらい。 こんな快感は久しぶりなのだ。

とか言いつつ調子にのって剥しまくっていたら、 誤って直っていないカサブタを剥してしまい、血が止まらなくなってしまった。 しくしく。


99.08.20,Fri

Ensemble Miyaの飲み会。ブランデンブルグ5番で競演した、 T井ちゃんの結婚式BGM用のアンサンブルの結成記念なのだ。 まぁ、要はRの人達だ。いつもの濃いめメンバーが集まって呑んだくれるのだ。

会場は渋谷にある、飲み屋チェーン店のひとつ「T狗」。 二次会は同じくチェーン系列の「Mさ来」。 うーむ、両方ともぜんぜん伏字になっていないが、まぁいいか。 「Mさ来」も追い出されると、「カラオケに行こうよぉ」とA沢さんが駄々をこね出す。

うーむ、昨日のCOQのリーダーをやっているS木さんといい、 夏休み中の学校の先生は、体力があり余っているのかしらん。 こちらだって、一週間働いてきたんだから、 「40日間連続夏休みぃ〜、学校の先生って、いいでしょぉ〜」とか言っている人と、 夜明けまで付き合うわけにはイカンのよ。

ということで、終電1本前のI頭線で帰る。 幹事役のN瓶君(就職5年目のいいおやぢ)が、となりでぐったりとしている。 相当なハイペースで呑んでいたらしい。 冷房が効いているにもかかわらず、額に大汗をかいているのだ。 さらに、顔が真っ青なのだ。こりは、かなりヤバめなのだ。 だが、そういう自分もちとヤバめだったので、ほっておくことにした。

彼の自宅は、三鷹駅のハズなのだが、吉祥寺についても中央線に乗ろうとしない。 よく聞くと、これ以上電車に乗っていたら、 core dumpしてしまいそうな状態だったらしい。 仕方がないので、彼の自宅まで徒歩で付き合う。 イマイチ要領を得ない状態でべらべら喋りマクる彼が家に着くのを見届け、 三鷹駅前の駐輪場に停めてあった自転車で帰る。

ヨウヤク、長イ一週間モ終ワッタ。


99.08.21,Sat

隣の家から聞こえてくる「かんこんかんこん」と音で8時頃に目が覚めたのだ。 確か、お隣さんは現在改築中らしく、いろいろな業者が出入りしていたのだ。 だが、せっかくの休みの日には、遅くまで寝させてもらいたいものなのだ。 結局、昨夜は3時頃にしか就寝できなかったのに。しくしく。

というワケで(どういう訳だ?)、Laputanの練習があったのだ。 今日はU村さんの都合がつかなかったので、Y田氏の超豪華マンションで、 3人での練習。だが、既に身体はボロボロな状態なので、 全然きちんと吹けなかったのだ。他の2人に申し訳ないのだ。

帰りに魔がさして、武蔵小金井のBという IBM PC/AT互換機パーツ店に足を運ぶ。 そう、以前の「ちょっとお待ちください兄ちゃん」がいたところだ。 目的は、ハードディスク。近頃ディスク容量が不足していて、 CD-Rを焼くためのテンポラリファイルを作るのもままならない状態だったからだ。

店には、意外と客がいる。どうも店長が代わったらしく、 アキバとタメを張れるぐらいの価格で売るようになったのが原因らしい。 良い傾向だ。ということで、店を出るときに、気づいたら ASUS製の P3B-Fというマザーボードの箱と、 Celeron400MHz(リテール版)の箱を抱えていたのだ。 どうも、まんまと店長の話術にはまり、気を失ってしまったらしい。 もともと、Slot1に移行したかったというので、 評判の良いP3B-Fを狙っていたのではあるが。

といっても、手元に残ったレシートを見る限り、P3B-Fは16,800円、 Celeron 400MHzは8,800円(マザーボードと一緒に購入したので1,000円引き) だったようだ。まぁ、 某ページの調査によると、アキバでもP3B-Fの最低価格は15,970円、 Celeron 400MHzは、9,100円のようだ。 つまり、電車賃まで考慮すると、アキバとほぼ同程度の値段で購入できたことになる。

ただし、店を出たときにちょっぴり嫌な予感がしていた。 家に着いて箱を開くと…果たして、CeleronはSocket370だったのだ。 マザーボードはSlot1なので、変換ソケットを使わないといけないのだ。 もっとも、よく考えてみると、Slot1のCeleronはタマ数が減ってきているので、 Celeronと言ったら、フツーはSocket370が出てくるはずなのだ。しまったぁ。 うーむ、店長も気づいてソケットを売ってくれりゃいいのに。

結局、せっかく買ったのに、手も足もでないのだ。しくしく。 しかも、ハードディスクは一体どこに行ってしまったのだ?


99.08.22,Sun

朝から、COQの練習。普段からフレックス勤務形態を最大限に利用して、 午前9時まで駄眠を貪っている私に取っては、10時に川崎はキツイことこの上ない。 練習自体は12:30頃には終了、UちゃんをO田急の駅まで送り、 Iちゃんと深大寺そばを食べて帰宅。

ということで、午後はやることがないので、車を洗う。

車を洗うのは実に久しぶりなのである。 割合と車に乗るのが好きな癖に、車を洗うのが嫌いなのだ。 まず、洗う作業が面倒くさい。手洗い命な私は、自動洗車機を使わない。 モノグサなくせに、一応車を大切にする人間としては、一丁前にも 繊維が「ばっしばっし」と車にたたきつけられる自動洗車機が嫌いなのだ。 だが、面倒くさがりだから、コイン洗車場に出没することはマレである。

手順としては、まず、水のジェット噴射で汚れを大雑把に落とす。 次に、あらかじめ汲んでおいた水に洗剤を溶かし、洗う。 そして、ジェット噴射で汚れとともに洗剤を落とす。 そして、シャミーで水分をとり、フッ素コート剤をつける。 乾いたころ、白くなったコート剤の残りを落とし、 さらに、フロントガラスとリアガラスに液状ワイパー剤をつけ、ようやく終了。 こんなことをしていると、洗車の作業に2時間は余裕でかかってしまうのだ。 2週間に1回ぐらい洗車するという知人もいたが、 良くそんなことをやっていられるなぁと感心してしまう。 ええと、そんなことやってないのか。

ということで、今日はノータッチ自動洗車機を使ってみる。 繊維で「ばっしばっし」やる代わりに、ジェット噴射でぶぉと汚れを 落として洗車するやつ。これなら、賭けてみる価値がある。 能書きを読み、熟考の末、 洗いの他にワックスがけまでやってくれる1000円コースを選択することにした。 サイドブレーキを引き、コインを入れ、腕組みをして機械の横に立つ。 だが、あまりにも真剣なまなざしで車を見ていたため、 機械に轢かれそうになったのは、実はここだけの秘密である。

終了後に車を見てみると、なるほどぴかぴかである。 だが、もっと詳細に見てみると、汚れは大まかにしか落ちておらず、 うっすらとついた汚れの上にピカピカのワックスがけがされているのが分かった。

結論。ノータッチ洗車機は、いつもきちんと洗車している人用。 やっぱりきれいに落としたければ、手洗いが一番。しくしく。


99.08.23,Mon

休みを取って、O磯ロングビーチ(伏字になっていない)に行く。 出不精な私としては、水に浸かる機会といえば、毎日の風呂ぐらいなもんなのだが、 なんとリゾート系のプール(しかも9つのプールがある)に行ってしまったのだ。 月曜日だから空いているだろうという目論みは見事に外れ、激混み。 「いったい何処から沸いてきたんだこの平日に」と叫び出したくなるぐらいなのだ。

パラソルの下でごろごろするのにも飽き、流れるプールで流されてみる。 これが、なかなか快適なのだ。 浮き輪につかまって、ふよふよと流されるのがなんとも心地よい。 周りには、綺麗なおねぇさま方がいて、景色も良い。 1周するのにかかる所要時間は約15分。調子に乗って2周もしていたら、 ふやけてしまったのだ。何事も程度と言うものが必要かな。しくしく。

まぁ、たまたま撮影していた、 モデルのおねぇさまの谷間が見れて大満足だったんだけどね。 世の中ああいう人種もいるのね。うひ。


99.08.27,Fri

実は、昨日より名古屋入りをしているのだ。 ちなみに、いくら私が太っているからといって、土俵入りと間違えてはいけない。 実は日本フルートコンベンションが名古屋で開催されており、 一昨年のコンベンションのコンクールで優勝してしまったため、 演奏依頼がきてしまったのだ。 だから、いままでもCOQの練習があったのだ。

名古屋だと、普通は新幹線を使いそうなものだが、 東京から5時間近くをかけて車で名古屋入りしたのだ。 午前1時についたので、正気に戻ったのが午前10時。 ブランチと称して名古屋名物「味噌かつ」を食べに行くことにしたのだ。

新栄は「とんき」という店。 店に入ると、カウンターの中に年季の入った、 既にお兄様と呼ぶには抵抗のある人達が揚げ物をしていた。 まぁ、とんかつ屋なのだから揚げ物をしていて当然なのだ。 これで、活造りなんか作っていたら困るのである。

同行した、S木さんは味噌かつ定食、私は味噌かつ丼を頼む。 「お待ちどう様でした」と言われてテーブルに置かれたものは、 単に「味噌丼」としか言わざるを得ないシロモノだった。 味噌ソースがどっぷりかかっていて、下のカツもご飯もまったく見えないのだ。

[味噌カツ丼と味噌カツ定食の図]

気を取り直して食べてみると、ソースは甘く、かつ意外とあっさりとしている。 だが、やはり途中まで食べて結構苦しいことが判明した。 だが、ここでめげてはCOQのメンバーではない。ということで、完食。 めちゃくちゃ苦しい。

晩御飯は、またもや名古屋名物の 「手羽先」を食べに、「風来坊」栄店へ。 ここも、名古屋に来たら食べねばならぬといわれていたもの。

東京には、「鳥良」という手羽先を看板にしたチェーンがあるが、 名古屋の「風来坊」の手羽先にヒントを得たそう。ということで、食す。 実に美味なり。ただ、鳥良のように辛さを調節できるわけではなく、 ちょうど鳥良の甘口手羽先と同じぐらいの辛さであった。 アサリバターも頼む。頼んでみて思い出した。実は名古屋では大アサリも有名なのだ。 ハマグリと見まごうばかりのアサリが出てきた。これもポイントが高い。 店のなりは小汚い普通の居酒屋で、鳥良のように敷居を高くしているわけではない。 店の人も愛想が良く、好感度高し。名古屋で飲むなら、ここはお勧めである。 というわけで、酔っ払ったまま記憶を失う。


99.08.28,Sat

朝方にCOQの本番がある。午前10:30からである。完全夜型の自分としては、 この目が醒めていない時間帯に演奏するのはキツイのだが、しかたがない。 ということで、まばらな観客の前で演奏をさっさと終え、 毎年新潟でベートーベンの第9を一緒にやっているI瀬ちゃん (なんと昨年の日本音楽コンクール第3位)の演奏を聴き、会場を後にする。

なぜ、こんなにさっさと会場から出てしまうかと言うと、名古屋名物 ひつまぶしを食うためだ。ちなみに、オヤクソク的な間違いであるが、 「ひつまぶし」は「ひまつぶし」ではない。 つまり、お弼の中に鰻ご飯を盛って、出汁、薬味と一緒に供する料理である。 店は、「ひつまぶし」の老舗、「あつた蓬莱軒」。 しかもわざわざ本店にまで出向いたのである。

駐車場はエライ状況になっていた。駐車スペースがいっぱいで、 入れない車が道にまで溢れ出ていたのだ。 まぁ、それもなんとか耐え、席に座り「ひつまぶし」を頼む。 「1回目はそのまま、2回目は薬味をかけ、3回目は薬身と出汁をかけ、 4回目はお気に入りの方法で」と言われながら置かれた モノは、まんま鰻ご飯であった。

1回目:そのまま食べるとサンショが欲しくなるぐらい味が濃厚
2回目:まずまず
3回目:出汁が味を薄くしてしまうが、なかなか

ということで、2回目と3回目が気に入ったのだが、 残った小量のご飯を2回に分け、4回、5回と両方を堪能してみたのだ。 鰻は関東地方の蒲焼きのように蒸してから焼いているのではなく、 イキナリ焼いているようだ。少し魚特有の臭みが残っている。まこと、美味なり。

だが、食べた後で気づいてしまったのだ。 「ひつまぶし」とは、鰻ご飯をお弼にいれたまま客に出して「後は勝手にやれ」 状態の手抜き料理であることに。まんまとダマサレタのだ。 こんな料理をありがたく食べてはイケナイのだ。

夜は、名古屋名物(こればっか)の鳥料理を食べに行く「鳥久」という店。 マイ父(「まいとぉ」と発音する)のおごりなので、 お座敷で味噌で煮込んだ鳥鍋料理を心行くまで堪能する。 名物と称して、節操なく食べまくっているおかげでお腹の調子がすこぶる悪い。

いちおう、名古屋では食ってばかりじゃなくて、 コンベンションにもマジメに参加したという証拠写真を載せておこう。 以下の図は、コントラバスフルートを吹くCOQのメンバーである。

[コントラバスフルートの図]
こんなの、いったい誰が買うんだろ。

99.08.29,Sun

胃が完全に「もたれた」状態で目が醒める。何も食べる気が起きない。 なのに、COQの女性陣(美人)は、食べることをやめない。 「名古屋のモーニングセットは豪華だ」というのを何処からか聞きつけ、 それを確かめに喫茶店でモーニングセットを頼んだらしい。よく食うなぁ。 こんなに食べても全然太らないのがおかしい。 私なんか全て血となり肉となり、お腹まわりが苦しくなるのに。

最終日のフルートコンベンションは完全に無視して、名古屋観光へと繰り出す。 とはいえ、結局時間がなくて、お城しか見れなかったんだけどね。 雲ひとつないかんかん照りの中歩くのはあまりにも辛いのだ。 ただでさえ胃腸が弱っているところに日を当てたら更に弱ってしまうのだ。

[名古屋城の図]

などと言いつつ、最後のあがきとして、名古屋駅の松坂屋のレストラン街で きしめんを食す。 まぁ、もちもちした感触が特徴的ではあるが、これでは単なる平べったいうどん。 感覚が鈍っており、もはや食べモノに特別な感情が芽生えないのが残念である。 もはや、美味しかったかどうかは二の次で、 「名古屋名物を食べた」という事実のみが重要なのだ。

東名に乗っていざ東京へ。夏休み最後の週末と言うこともあって、 厚木近辺で30kmの大渋滞にはまる。 しかも大渋滞の中でトイレに行きたくてしかたなくなっちゃったのだ。 名古屋を出発した際に「桃の天然水」略して 「桃天」をがぶがぶと飲んだのがまずかったらしい。 だが、海老名SAは混みこみのようだ。仕方がないので、港北PAまで我慢する。 同乗の女性方には、そんな人の運転で、さぞかし気分の悪い状態だっただろうが、 その時はそんなこと知ったこっちゃないと余裕がなかったのだ。

まぁ、大渋滞のおかげでベートーベンの交響曲全曲(J.E.ガーディナー指揮)を 最初から最後まで聞けたんだけどね。 ええと、そういう無茶は二度としたくないとも思ったんだけど。

COQ旅行のとどめは、都心のO久保での韓国料理。 唐辛子が、とうの昔になくなってしまった食欲を刺激してくれる。 結局、今回の名古屋旅行で消費したキャベ2(顆粒)は、合計5包。 しばらくは質素なご飯にしなければ、イカンの。


99.08.30,Mon

何をするでもなく家でゴロゴロする予定だった。

だが、あまりにもゴロゴロしているのもナンなのでビデオを借りて来る。 香港映画の「恋する惑星(Chungking Express)」と デンゼル・ワシントン主演の「悪魔を憐れむ歌」。 夜に「悪魔〜」を観るのは、ちと勇気がいるので、「恋する惑星」を見ることにした。

前半は金城武氏が出て来るのだが、若いのなんの。 この映画の撮影時には21,2歳と推定され、今の様にロン毛ではなく、 ショートカット。少々違和感があるが、おねぇさま方に人気が出そうな可愛さがある。 服は、ちとダサイけどね。

主演の女の子、フェイ・ウォン(Faye Wong)がめちゃくちゃ可愛い。 ストーリーには疑問符がつくが、今まで見たことのない映像がとても新鮮に感じた。 あり? そういえば、 挿入歌の「恋する惑星」って<You got mail>でも使われてなかったっけ? こっちの映画の方が先に製作されているし、 フェイ・ウォンが広東語で歌っているらしいけど。

ところで、果して私は明日から無事社会復帰ができるのだろうか?


99.08.31,Tue

ビデオを観る。

『夜に「悪魔を憐れむ歌」を観るのは、ちと勇気がいる』などと 昨日書いておきながら、夜10:00に観始める。 これ以上遅くなると、恐くて恐くて最後まで観終ることができない恐れがあるからだ。

どうも、ホラー映画が苦手なんだよなぁ。 映画好きな癖に、ホラー系が嫌いなのだ。 昔はそんなに苦手ぢゃなかった筈なのだが。 「13日の金曜日」とか「エルム街」シリーズとかも観たことはあるんだけどね。 だけど、最近は極力その類の映画を観ないようにしている。 ええと、だ、断じて霊とかお化けとかを信じているわけぢゃない。 どちらかというと、驚かせる演出が嫌いなのだ。

映画は、ローリングストーンズの「Time is on my side」という曲を歌いながら、 悪魔が人に乗り移ってデンゼル・ワシントン演ずる善良刑事を 追い詰めて行くというお話。あんまり恐くはなかったけど、 悪魔が人間社会に融け込むという、日常的な恐さと言う意味では、 先日観た 「ディアロボス」とちと似ているかも。

もうちょっと掘り下げて、自分が何でホラー映画が苦手かちょっと考えてみると、 思い当たるフシがある。PlayStationでやった「バイオハザード」なのだ。 1作目は問題なく終了させた。ちょっと、どきどきしたけどね。 いや、ええと、実はかなりどきどきしたんだけど。

今思えば、ホラー映画への苦手意識はそれが原因に違いない。 雰囲気出すために、真夏なのにエアコンのない部屋で、 カーテンを閉めてヘッドホンをしながらプレイしたのがイケナイのだ。 もちろん攻略本も読まずにやるのがポリシーなので、 何が出て来るのか全く知らないままやったのがイカンのだ。 おかげで恐さ100倍状態になり、虎馬いや、トラウマとなってしまったのだ。 しくしく。

2作目も購入したんだけど、結局解かず仕舞い。誰か欲しい人いますかぁ? 攻略本もつけますよ。


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